「この料理好きじゃない」夫からの突然の一言に衝撃…関係がこじれる夫婦が無意識にやっていること
わが家の3つのルール
(1)察することを求めない 分かって欲しい・気づいて欲しい・悟って欲しいをやめて、困った時や悩んだ時、何かをして欲しい時は口に出して伝えること。 (2)口に出した事を100とする 『それはそういう意味じゃないのに』という誤解をなくすため、苦手な手料理に対して夫に伝えられたように、私も夫が好みでないお土産を買ってきたら『苦手だわ』と伝えるようにしています。それを伝えないと相手は良かれと思って何度もリピートし、私はその度に『本当はいらないのにな』と残念な気持ちになります。“ありがとう”の意味は、“嬉しい” と捉えることが多いので、夫婦の間ではその意味で使うようにしています。 (3)後出しじゃんけんはなし 我が家でのNGワードは『あの時本当はこう思っていた』『あの時こうして欲しかった』です。その時に言ってくれないと気付けない事やどうにもできない事が多いので過去の話を持ち出すのはやめています。
ルール決めから導入までの苦労
2人で決めたルール(ほぼ夫の強制)に対して、それでは今日からこうしましょう、となれたわけではありません。正直半年は本当に…キツかったです。今まで人の顔色を伺って八方美人で生きてきた私からすると、好きな人からストレートに物事を言われるのはハートがもたなかったし実際何度も泣きました。夫も夫で泣かれるのはしんどかったはずですが、それでも根気よく『泣かれたって解決しない』と向き合ってくれていました。でもだんだんメンタルって鍛えられるもので、気づいたら自分も言いたいことをハッキリ伝えられ、夫からの発言も『あ、そうなのね』で受け止められるようになっていきました。今では私の方がズバッときつく言ってしまうことも多いので少し気をつけるまでに…。 パートナーのどちらか一方が指揮をとって誘導してくれないと前に進みにくいことかもしれませんが、だからこそ、腹を割って話すことは自然にできるものではなくお互いが努力して向き合ってはじめて成り立つものなのだなと感じたのです。 私たち夫婦は『察さないルール』を結婚前に導入したことによって、子育てにおいても自然と同様の考えで取り組めています。では、結婚から数年経った今からでも間に合うのか? 次回はそのお話をしようと思います。
【Profile】じママ(@gmamanoikuji)
海外の大学を卒業後、SONY系列プレイステーションアジア事業に従事。 結婚を機に退職、出産後インフルエンサーとしての活動を開始。瞬く間に15万フォロワーの育児アカウントに。 法人向けのSNSコンサルティング事業を開始し、2022年12月講談社「with class mama」ディレクターに就任。 現在、「夫婦ONETEAM思考」を実現するママ向けオンラインサロン、結婚相談所など幅広く事業を展開。関連書籍も執筆中。