「先に逝ったほうが必ず待つ」70代、亡き夫との約束を胸に…【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミドルエイジ女性読者から募集した「人生の午後に詠む短歌」を紹介していきます。
「先に逝ったほうが必ず待つ」
亡き夫の メル読み返す 夏夕焼け そこから見える? 私はここに 作者/ kei(70代) 解説: 去年亡くなった主人と、若い頃に約束をしました。 先に逝った方が必ず三途の川の畔で待つと。 好きな煙草を燻らしながら私を待っていてくれると信じて、残された日々を悔いなく生きようと思っております。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。 前回記事「自宅のリビングで耳をすますと、ある音が...その正体は?【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】」>>