【水太り・むくみ】効率的&安全に解消する方法を米医師が解説
健康全般に欠かせない水も、体内で増え過ぎると腹部膨満感やむくみを引き起こす。ただこれはよくあることで、通常は心配する必要ないみたい。でも、もし余分な水分を安全に減らしてむくみをスッキリさせたいのであれば、いくつかの予防法があるという。 【写真】むくみをスッキリさせる8つの食材 体に水が溜まるのは、体が体内の水分バランスを保とうとしているから。そのため、水太りを解消したければ安全に行うことが重要になる。要するに、腎臓を乾燥させて損傷を引き起こす利尿剤(体内の余分な水分を取り除くために、尿量を増やす薬)を服用するなど、リスクを伴う方法は避けるべきだと話すのは、マウントサイナイ医科大学の内分泌学者、アナ・マリア・カウセル医師。 でもやっぱり、不快なむくみや腹部膨満感はできる限り早く治したいと思うもの。そこで今回は、体内に水が溜まる原因と安全に減らす方法について、専門家が詳しく教えてくれた。アメリカ版ウィメンズへルスから詳しくみていこう。
体に水が溜まる一般的な原因
▼ナトリウム 大抵の場合、水分貯留は体内のナトリウム(塩分)が多くなった結果として現れる。基本的に、体は水分を保持して体内の水分バランスを一定に保とうとする。「食事で塩分を摂り過ぎると、水分が血管から押し出され、血管内容積(血管内の血液)が減少し、すると腎臓が水分不足だと感知して、さらに多くの水分を保持しようとするんです」とカウセル医師。 なぜなら、体内の塩分が多いことを脳が感知して、水分とナトリウムのバランスが整うまで水分を保持するように腎臓に指令を送るから。こうしてむくみや水太りが生じてしまうよう。 ▼月経前症候群(PMS) 一般的に、生理中のむくみはエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が変化するためであり、生理予定日にかけて体内の水分が増える傾向にある。でも一旦生理が始まれば、おなかの張りやむくみは徐々に落ち着いていく。
体内の水分量を安全に減らす方法
いわゆる水太りを解消するためには、安全に行うことが最優先事項。このことを踏まえたうえで、余分な水分を取り除くための10のヒントをみていこう。