新型日産キックスに迫る! 斬新なデザインに、期待しかないワケとは
北米仕様は2.0リッターエンジン搭載
内装は、ブラックが中心。中央部分にちょっとダークな赤系のカラーが使われている仕様もあるけれど、基本は黒い。米国のユーザーは明るい色調を好む傾向があるというが、オフロードユースのイメージを強調しているのだろうか。 12.3インチの計器盤とインフォテイメントシステム用モニターが一体化したような大型ディスプレイが、インテリアにおける最大の特徴だ。「日産コネクト」をはじめApple CarPlayやAndroid Autoが使える。OSはどうやら従来のもので、ChatGPTなどAI(人工知能)は使えないようだ。これはこの先に期待しよう。 運転支援システムでは、「プロパイロット」、ブレーキアシスト、歩行者検知機能までそなえた「日産セイフティシールド360」も用意されている。 前輪駆動と全輪駆動が選べるのも良い。北米仕様は2.0リッターエンジンにCVT変速機の組合せ。日本では現行モデルのように1.2リッターエンジンを使うシリーズハイブリッドの「e-POWER」になるだろうか。 価格や発売時期を含めて、現段階で日本仕様についての発表はない。これからが楽しみだ。
文・小川フミオ 編集・稲垣邦康(GQ)