アルピーヌF1、またも体制変更か。チームの大変革期率いたブルーノ・ファミン代表が退任へ
アルピーヌF1は、F2やF3に参戦しているハイテックのボスであるオリバー・オークスを新チーム代表に据えようとしているようだ。 【動画】ブラッド・ピット主演のF1映画、2025年の公開を前にティザー映像が先行配信 アルピーヌはトップに立つため、新たにF1アドバイザーに就任したフラビオ・ブリアトーレの下、変革を推し進めている。 その中には、ルノーのパワーユニット(PU)開発を止め、メルセデスのカスタマーチームになることも含まれている。2026年からのメルセデスPU使用はほぼ決定、早ければ2025年にもそれが実現する可能性があると言われている。 そして今度は、経営陣の交代も視野に入っていることが明らかになった。 情報筋によると、2023年ベルギーGPで前任のオットマー・サフナウアーが去った後、ブルーノ・ファミンがチームの指揮を執ってきたが、間もなくその役割から退くことになるという。 ファミンは以前、ルノーのPU開発拠点であるヴィリー・シャティヨンで働いていたが、昨年夏にチームの体制が一気に変わったことで暫定チーム代表に就任。長期的にこの役割に留まる予定ではなかったが、明確な後任がいなかったため、これまでチーム代表を務めてきた。 ブリアトーレは現在、長期的なプランの策定を強く推し進めており、今がチーム代表の交代を実現させる絶好の機会だと理解されている。 確度の高い情報筋によると、ファミンの後任となるのはハイテックF3チームとF2チームのチーム代表として名を馳せているオークスだという。 オークスはカートの元世界チャンピオンで、ジュニアカテゴリーで活躍した後、2011年に自身のカートチームを立ち上げた。その後、2015年にハイテック・チームに関わるようになり、シングルシーターにも活動の幅を広げた。 ハイテックは現在、F3、F2、GB3、ブリティッシュF4、フォーミュラ4 UAEシリーズに参戦している。2023年にはF1新チームの入札プロセスの一環としてF1参戦への関心も示したが、最終段階には進めなかった。 アルピーヌはこの件に関するコメントを控えているが、ファミン自身は金曜日にベルギーGPで行なわれるFIA公式記者会見で発言する予定だ。
Jonathan Noble