ムクドリが群がる木・とまらない木 違いは?夕方 街に現れる大群 目撃情報もとに名古屋で調査してみた
■夕刻…ついに現れた大集団 池下駅周辺の街路樹の剪定作業は他の場所でも。 (記者) 「広小路通りから一本北側に来た錦通です。ここも木は切られています。ただ奥の方は、まだ切られていません」 すると、日の入り時刻が迫る午後4時40分!! (記者) 「集まってる集まってる。木に止まれないからでしょうか、ビルの屋上のアンテナに止まっています」 ついに現れたムクドリの群れ!さらに20分が経過。 (記者) 「数え切れないほどのムクドリが大量発生です。我々の真上、ムクドリで覆い尽くされました」 噂通りの大群。 (記者) 「いま、木にムクドリが一斉に止まっています。木も揺れてる!」 街路樹にはまさに「鈴なり」です。 ■ムクドリの大群を遠ざけるには… (街の人) 「(鳴き声は)嫌。この辺りも(ふんで)すごく汚くなるから」 「今日ちょうどここに来たらものすごい数。(木の)そばにいたくないですね。もう逃げよう…」 (街路樹の前にある飲食店) 「錦通りはまだ刈ってないから、順番で回ってくるんじゃないかな。ふんが落ちてくるので困りますね」 広小路通の街路樹の剪定によってねぐらが奪われたムクドリ。近くの錦通の街路樹が、新たな安息の地になったとみられます。 (名城大学農学部生物環境科学科 橋本啓史准教授) 「いつも戻っていた所に街路樹がなくなっているということで、まずは近くで(ねぐらとして)条件がいいところがあるのか、なければ元の場所で電柱に止まっていたりしている」 ムクドリの大群を遠ざける根本的な解決法は未だに見つかっていないといいます。我慢するしかないのか? (名城大学農学部生物環境科学科 橋本啓史准教授) 「初夏は小さな単位でのねぐらがたくさんあるが、秋になってくるとそれが一つの所に集まってきて大規模なねぐらになって、皆さんよく気付くようになる。 冬になると、郊外の竹やぶなどに行って、集団ねぐらを作っている。12月中旬を過ぎてくると(街中には)だんだん減ってくると思う」 「真冬が待ち遠しい」そんな声が聞こえてきそうです。
CBCテレビ