超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング38位。大躍進も…。収容率はJ1最低に
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
38位:東京ヴェルディ 本拠地:味の素スタジアム(47,851人収容) その他ホーム開催地:国立競技場(67,750人収容) 平均入場者数:20,976人 平均収容率:42.1% 今季のJ1リーグにおける「ベストチーム」はどこか。東京ヴェルディは間違いなくその候補に入ってくるだろう。 シーズン開幕前の評価では、東京Vを上位に予想する人は少なかった印象だ。昇格クラブということもあって、残留争いなど苦しい戦いを強いられることが予想された。 しかし、城福浩監督に率いられたチームは前評判を覆す躍進を見せる。 特に際立ったのが土壇場で見せた「勝負強さ」だ。Jリーグ公式記録によると、東京Vは76分から試合終了までの時間帯にリーグ最多タイの17ゴールを奪っている。そのうち8ゴールは後半アディショナルタイムに記録したものである。最後まで諦めず、チーム全員でハードワークを厭わない姿勢が、勝ち点を積み上げることに繋がったのだろう。最終的に東京Vは6位でシーズンを終えている。 最後まで勇敢に戦い抜いたチームには、素晴らしい後押しがあった。今季のホーム会試合の試合における平均入場者数は20,000人超に。その平均収容率は42.1%を記録している。しかし、J1ではワーストの数値となった。 この数字を後押ししているのは、横浜F・マリノスとの開幕戦やFC東京との「東京ダービー」だ。国立競技場で開催された横浜FM戦(1-2)では、53,026人が来場。味の素スタジアムで開催されたダービーマッチには31,746人が訪れた。その集客力を見ると、やはり「オリジナル10」の称号と歴史は伊達ではない。
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