【物議】片道1車線の通学路に運搬車両が一日5800台増⁉住宅地のド真ん中に『物流&データセンターの巨大複合施設』建設計画に、地元住民から懸念の声「子どもの安全、生態系への影響が心配」
■住民の懸念③『データセンター建設』 桁違いの電力消費量と二酸化炭素排出量
また、今回のプロジェクトでは『データセンター』も建設予定です。データセンターとは巨大なコンピューターの集合体で、同時に複数の企業が使うこともあるというものです。 総務省HPによると、データセンターの数は、ヨーロッパ7か国で合わせて約2100・アメリカには5381ですが、日本は僅か219。ただ、日本の市場規模は年々増加していく見込みです。 ITジャーナリスト・三上洋氏によると、データセンター建設増加の背景には『デジタル化』と『生成AI』があります。デジタル化を進める日本にとってデータセンターは必ず必要で、都市に近い・防災面など好条件の土地は争奪戦だということです。
そんなデータセンターの懸念点は、『排熱による気温上昇』『電力消費量・二酸化炭素排出量の増加』です。GLP側が東京都に提出した資料・経産省によると、昭島市に計画中のデータセンターの電力消費量/年間は、東京・新宿区(2022年)や高知県(2021年)が一年に使う電力とほぼ同じです。また、二酸化炭素排出量/年も、データセンターだけで昭島市全体の約4倍になると予測されています。
GLP側が東京都に提出した資料によると、GLP側は「太陽光発電の活用や、省エネ対策を進め排出量の削減に努める」としています。
東京・昭島市の臼井伸介市長は、「日本GLP社長に直接配慮を要求している。法令の範囲内で行われる民間企業の事業活動に対して、行政が要求できることには限度がありますが、引き続き対応に最大限努めてまいります」とコメントしています。
GLP側が東京都に提出した資料によると、昭島市は主要な幹線道路に比較的近く、首都・中部・関西圏の結節点で、産業拠点を形成し、地域経済に貢献したいということです。日本GLP株式会社は、「地域環境への影響を考慮し、行政はじめ地元住民の皆様と協議を続けながら、計画を検討したい」としています。 (「情報ライブ ミヤネ屋」2024年11月15日放送)
【関連記事】
- 【独自解説】トランプ氏の妻・メラニア夫人の回顧録が一冊40ドルにもかかわらず、異例のベストセラーに!「知られざる夫婦仲と“確執”」「安倍元首相との交流」「“金目当ての女”への反論」184ページの本から垣間見える“意外”な素顔
- 【独自解説】ついにアメリカ追放?ヘンリー王子夫妻がポルトガルに豪邸購入&移住報道 一方メーガン妃は一話3000万円ドラマ出演の契約を拒否?「自分の思い込みもあるが、かなりの“大物”になっている」
- 【独自取材】ドラマでも話題の“地面師” 『法律屋』『道具屋』『銀行屋』…10名前後でグループを形成、その驚きの巧妙手口を専門家が解説 プロもお手上げの偽造スキルには“元プロ”が関与?「確実に防ぐのは困難」
- 【独自解説】「信用できない」「演出しすぎ」兵庫県・斎藤知事の再選で見えた“テレビの曲がり角” 来たるSNS・AI時代に考えたい2つの『法』とメディアのあり方
- 【独自解説】公開後に修正・削除された投稿も…違法か?適法か?わかれる『解釈』兵庫・斎藤知事とPR会社代表の“食い違う主張”に見える『問題点』とは