年間大賞は「ふてほど」に決定 トップ10「裏金問題」「界隈」、大谷翔平の「50-50」など/2024 ユーキャン新語・流行語大賞
「2024年ユーキャン新語・流行語大賞」の発表・表彰式が12月2日に行われ、年間大賞には「ふてほど」(金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』から)が選ばれた。トップ10には、自民党派閥政治資金パーティー問題などの「裏金問題」、同じものが好きな人同士がつながる「界隈」、MLBドジャースで活躍しワールドシリーズ制覇、自身3度目のMVPに輝いた大谷翔平投手の達成した「50-50」などが入った。 【映像】「ふてほど」に阿部サダヲ「自分たちでは一度も言ったことないが光栄」に会場から笑いも ◆トップ10入りと受賞者 裏金問題/上脇博之(神戸学院大学法学部教授) 界隈/毎日新聞デジタル報道グループ 初老ジャパン/パリオリンピック総合馬術日本代表チーム 新紙幣/深谷市 50-50/大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース) ふてほど【年間大賞】/金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』 Bling-Bang-Bang-Born/Creepy Nuts(HIP HOPユニット) ホワイト案件/受賞者なし 名言が残せなかった/北口榛花(陸上競技・やり投げ) もうええでしょう/Netflix シリーズ「地面師たち」チーム ◆年間大賞「ふてほど」選考理由 大手自動車メーカーの認証不正、パーティー券収入の収支報告書不記載など、2024年は不適切事案が目白押しであった。一方、昨今強化されているのがコンプライアンス。企業は顧客・株主への社会的責任はもちろん、従業員一人ひとりにもハラスメントだ、働き方改革だと配慮が求められる。集団優先、減私奉公で経済成長時代を生きた昭和世代にとってはまさにタイムスリップしたかのような激変である。 この、昭和の時代に置いて行かれた感を笑い飛ばしてくれたのが金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。昭和の主人公が令和の社会で堂々と昭和のルール、人の道の原理原則を貫いて令和のルールに疑問符を投げかけながらも、対話することで物事を解決していく道を探る。時代がいつであれ、不適切なことは不適切なのだと教えてくれる。 10月に行われた衆議院選挙、自民党の選挙公約が「ルールを守る」。国権の最高機関で法律を制定するセンセイ方の公約がこれ。不適切にもほとがありませんか? (ABEMA NEWS)