波乱の展開の中で強さを見せたのは赤間凛音と吉沢恋「オリンピック予選シリーズ(OQS)」上海大会 女子スケートボードストリート種目
【ラン2本目】 2本目ではアメリカのポエ・ピンソンと中山楓奈がそれぞれ80ポイント台としっかりスコアを残す中、1本目のスコアを大幅に上回ったのが日本の赤間とブラジルのライッサ・レアウだ。 ライッサは「キックフリップフロントサイドボードスライド」から「フロントサイドノーズグラインド」、「キックフリップバックサイド50-50」、「バックサイドテールスライドショービットアウト」、ラストはハンドレールで「フロントサイドブラントスライド to ショービットアウト」と異次元のパーフェクトランで92.23ptをマークした。 そんなライッサに続いたのが赤間。「バックサイドスミスグラインド」や「フロントサイド360オーリー」など1本目同様に繋いでいくが、途中の「フロントサイドビッグスピン」を「フロントサイドビッグスピンヒール」にアップデート。ラストの「フロントサイド180スイッチ5-0」まで完璧に決め90.11ptライッサを射程圏内に収めて追走する形に。ランを終えた時点でライッサと赤間が頭一つ抜けた形でトリックセクションへ。
【ベストトリック1本目】 まずベストトリック1本目でハイスコアを出したのが中国の新鋭、チェンシー・チーだ。ビッグステアに設置されたハバレッジで「キックフリップバックサイド50-50」を決め85.51ptをマーク。世界大会2回目の決勝とは思えない堂々としたライディングを見せた。 そんな中でベストトリック1本目のハイエストスコアを出したのが吉沢。「キックフリップフロントサイドボードスライド」を決め88.05ptと、ここでも幸先の良い出だしに。
【ベストトリック2本目】 吉沢は続く2本目でも「フロントサイドハリケーングラインド」をしっかり決め85.64ptとスコアを揃えた。パリオリンピック出場権争いで追いかける立場の中山はモヒカンレッジで「フロントサイドクルックドグラインド」を決め83.84ptをマークし残りのトライに勝負をかける。 ライッサもこの2本目で「キックフリップバックサイドリップスライド」をハンドレールで一発メイクし91.81ptをマーク。1本目に続きフルマークし他のライダーにプレッシャーをかけた。