すごい安い中古車を見つけたのですが、「レンタカー落ち」らしいです。なにかデメリットがあるのでしょうか?
レンタカー落ちのデメリット
ここでは、レンタカー落ちの中古車に見られる主なデメリットを紹介します。 ■不特定多数の人が乗車している レンタカー落ちの中古車の特徴として、不特定多数の利用者が乗っていたことが挙げられます。車の扱いは利用者によって異なり、丁寧に運転する人もいれば、急発進や急ブレーキを頻繁に行うような荒い運転をする人もいるでしょう。また、車内を汚したり、シートや内装に傷をつけたりする利用者がいる可能性もあります。 また、レンタカーは清潔さが求められるため、洗車が頻繁に行われています。特に洗車機を使用することが多いため、洗車による微細な傷が多い可能性が高いでしょう。外観の状態を重視する方には、注意が必要なポイントです。 ■年式の割に走行距離が長い レンタカーはレジャーや長距離ドライブの際に利用されることが多く、年式の割に走行距離が長い傾向があります。 都市部や観光地で頻繁に貸し出されていた車両の場合、年間3万キロメートル以上走行しているケースもあるでしょう。そのため、消耗部品の交換時期が早く訪れる可能性があり、購入後のメンテナンスコストが増加するリスクも考慮しなければなりません。
レンタカー落ちの車の選び方
レンタカー落ちの車両は、中古車販売店やディーラーで見つけられます。 展示車両には通常、プライスボードと呼ばれる情報掲示があり、価格や登録年月などが記載されています。プライスボードには、使用歴も明示される義務があり、「レンタカー」と表記されていればレンタカー落ちの車であることが分かります。この表記は、自動車公正取引協議会の決まりに基づいて行われています。 また、近隣に中古車販売店が少ない場合や、多くの車種から比較検討したい場合には、インターネットを活用する方法もあります。中古車販売サイトやオークションサイトなどで、レンタカー落ちの中古車を検索し、詳細な情報や写真を確認することができます。
レンタカー落ちはデメリットもあるが価格が安く手に入れやすい
レンタカー落ちの中古車には、年式が新しく価格が安いという大きなメリットがあります。しかし、年式の割に走行距離が長い車両が多く、不特定多数の人が運転していたことによる傷などのデメリットもあります。レンタカー落ちを選ぶ際には、特徴をしっかりと理解したうえで、購入を検討することが大切です。 出典 国土交通省 自動車の点検整備 一般社団法人自動車公正取引協議会 「支払総額」対応 中古車プライスカードが作成できます! 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部