愛知県・大村知事が定例会見9月6日(全文2)この状況で緊急事態宣言の解除は難しい
感染状況の見通しは
NHK:NHKの【ヤマシタ 00:48:21】と申します。よろしくお願いいたします。2点ご質問がありまして、まず1点目なんですけれども、今日のコロナの新規陽性者数が1190人ということで、先週、先々週に比べると落ち着いてきたのかなという感じはするんですけど、一方で、知事もおっしゃっていたように、重症者用の病床使用率が50%超えていたよとか、入院患者数が1000人を超えていたりする状況がある中で、あらためて感染状況についてどう思っていらっしゃるかっていう、見通しを教えていただけますでしょうか。 大村:先ほど申し上げましたように、確かに新規の陽性者数は8月末の、先々週、2週間前が一番ピークにして、先週、今日の月曜日と、やはり頭打ちはしたと思いますが、ただ、それでもずっと1000人台は超えておりますので、また今日は月曜日ですから、やはり検査・検体数も持ち越しが少ないということもありますので、引き続き厳しい状況には変わりはないと思います。たぶんあす以降また、今日よりは増えるだろうというふうに思いますので、大変厳しい状況であります。 一方で、入院状況も病床使用率64%、また、重症の病床使用率も50%超えました。もう両方とも大変厳しい状況であります。ということでありますので、先週の2日の木曜日には私から医療機関に通知を出して、病棟1棟空けてほしいと、その上で、コロナ病床確保の上積み確保をお願いしたい、そのように病院内の人員のシフトをお願いしたいという通知を出させていただきました。あす、7日の火曜日までにご返事をいただくということになりますので、個別にご相談をさせていただいて、今、上積みをさせていただいております。
宣言延長を要請するつもりか
そして、本日、6日月曜日から入院待機ステーションをスタートさせました。これでもって円滑な入院調整をやっていきたいということでありまして、医療現場、医療の逼迫状況は厳しさを増しております。ということでありますので、県民、事業者の皆さまには引き続き、感染防止対策の徹底をお願い申し上げたいというふうに思っております。 NHK:ありがとうございます。もう1点なんですけれども、緊急事態宣言の期限が今週末、12日だと思うんですが、知事が先週、宣言解除はなかなか難しいのではないかなというふうにおっしゃっていたと思うんですが、その考えに変わりはないのかということと、宣言の延長の要請をするおつもりがあるのかどうかっていうことをお伺いいたします。 大村:現状、まだ新規陽性者は1000人を超えている、そして入院状況、入院患者さんはまだ増えて1000人を超えた。重症患者さんの病床使用率も50%を超えたというこの厳しい状況の中で、あと1週間、1週間といっても、今週、週半ばとあと2~3日ですね。水曜日か木曜日にはもう決定しなきゃいけないということでありますと、この状況で緊急事態宣言を解除するということは、これは難しいというふうに考えております。 国に対してどういうふうに話をするかというのはこれからでありますけれども、前から申し上げておりますとおり、全ての情報は共有しておりますし、全ての認識も共有しておりますので、そこはうちの事務方、部局は日々、情報交換、意見交換しておりますから、そういう中でどういうふうにしていくかはよくよく話をしていきたいというふうに思っております。 いずれにしても、今申し上げたとおり、情報と認識は共有してますから、私はこういうふうに申し上げてるということも共有しておりますので、毎日毎日相談しながらやっていければというふうに思っております。だから、あらためて要請という形、取るかどうかはまた、よく相談かなというふうに思ってはおりますけどもね。 これまでの関係でいくと、感じでいくと、やっぱりまだ国も、国といっても政治家なり、役所の方が、行政の方がこうだという判断をするというよりも、政府の分科会の、というか、厚労省のアドバイザリーボードといい、政府の分科会といい、学者・専門家の皆さんがデータを見ながらここはどうだ、ここはどうだとやってますから、そういう方々からすれば、もうすでに報道されておりますが、首都圏なり関西圏、そして私どものこの東海3県というのはなかなか厳しい状況ではないでしょうか、というふうに考えております。 NHK:ありがとうございます。 大村:はい、どうぞ。 【書き起こし】愛知県・大村知事が定例会見9月6日 全文3へ続く