愛知県・大村知事が定例会見9月6日(全文2)この状況で緊急事態宣言の解除は難しい
高齢者施設の感染状況
今回、15クールで、供給のワクチンの箱数でだいぶばらつきがありますが、少ないところは接種を、なんて言いますか、加速して、もう先にどんどん打っちゃったと、打っちゃった所にはもう先に足らなくなっちゃいかんと供給してありますので、今回、最後の供給が少ないと。これ実績でやっておりますから。ということでございます。なので、少ないところが足らなくなるってことはありません。それはありませんので。という意味でございます。 そして、3枚目の紙の、A3の紙は、これは先週もお渡ししましたが、第15クールまでの愛知県の供給箱数で、左の枠が【****00:39:16】のとこですが、トータルで全部で88.5%、9月の6日の週のモデルナの供給、今週のモデルナの供給量までですが、実は来週以降もモデルナ来ますのでね。これ、もっと来るんですよ。もっと来る。県の必要な分は、11月まで送ると、こういうことになってますから、必要供給量の九十数%ぐらいは優に来ますので、対応できるということでございます。はい、それがワクチンの供給でございました。 続いて、最後にちょっと今日、発表事項多いんで恐縮ですが、月初めでございますので、一度、高齢者施設を、感染者の状況を月単位でまとめてご報告しておりますので、ご報告をいたします。資料をご覧いただいてお聞きいただきたいと思います。 まずは資料の1にありますように、昨年の7月14日以降、高齢者施設の新型コロナ感染症発生は本年8月末までに1159施設の利用者・職員、感染者3424人となっております。そして、この8月の1カ月間は新たに214施設、348人の感染が発生しており、県中核市で135施設188人、名古屋市で79施設160人となっております。
8つのポイントの励行をお願いしたい
次、感染者数の規模別ですが、いわゆる1カ所に何人感染したかということですが、8月に新たに発生した214件のうち9割近い、187件が利用者・職員1人の感染で抑えることができております。利用者・職員合わせて10人以上となった、クラスターとなったケース69件のうち1件が8月、7月が2件でありましたので、1件減少しております。今回の1件は名古屋市内の施設です。 次、これまでの月別の感染者数の推移について、参考の1をご覧いただきたいと思います。これが一番、月別で分かりやすい表ですけれども、7月の1カ月では27施設58人でありましたが、8月は214施設348人と、どっと増えております。それは7月末から、7月21の第5波ということでありまして、今回の第5波は過去最多を更新しておりますので、そういうことになろうかと思います。大幅に増加しております。 中でも施設事業所数はこれまで最も多かった第4波の、今年5月の177施設を大幅に上回って1.2倍となっておりますが、一方で、高齢者施設におけるワクチン接種が大きく進んでおるので、感染者数は5月の759人の半分以下にとどまっております。348ですから、半分以下ということでございます。施設における8月の感染者数は大きく増加しており、大変厳しい状況が続いております。高齢者は重症化リスクが高いことから、引き続き県民の皆さん、高齢者施設の皆さまには参考2にあります、高齢者を守る8つのポイントによる感染予防の徹底をお願い申し上げたいということでございます。 8つのポイントですね。8つのポイントでございます。これはもうすでに昨年出させていただきました8つのポイント、それはこの8つでございまして、自分が感染しない、うつさない、ということで、手指衛生の励行、個人防護具の着用。施設に持ち込まないということで、マル3、面会やプログラムの制限、休止、マル4、職員の健康管理の徹底。そして、施設内で拡げないということで、5、利用者の健康管理の徹底、6、換気、7、環境・器材消毒、8、給食、リネン管理の徹底、この8つを高齢者を守るために励行をお願い申し上げます。 そして、最後、なお本県では現在、県全域の入所系施設、通所系事業所を対象に、高齢者施設等職員への集中的なスクリーニング検査を実施しております。この検査は早期に感染者を発見することで施設内感染を予防し、新たなクラスターの発生を防ぐことを目的としており、7月12日から8月末までとしていた実施期間を9月末まで、1カ月延長をしたところであります。