<楠木ともり>新シングル「シンゲツ」インタビュー TETSUYA(L’Arc-en-Ciel)プロデュースに「感無量」
ちなみに、楠木さんは「毎年、五月病になっています」と明かす。
「気分が落ち込んじゃって、自分に自信がなくなったりします。それを思い出しながら曲を作りました。私は五月病になって、どうにもできなくなって、音楽を聴いたりして現実逃避をしたり、やるしかいない!と自分にムチを打っています。自己否定をしないように、今日も頑張った!と毎日言えるようにしようとしています」
◇初の野外ライブも
7月15日には日比谷公園大音楽堂(東京都千代田区)、8月10日には大阪城音楽堂(大阪市中央区)でライブを控え、初めての野外ライブに挑戦する。
「LiSAさんやハルカトミユキさんといった私の好きなアーティストが野音のステージに立っていて、すごく憧れがありました。野音が改修する前にどうしてもステージに立ちたかったのですが、実現しました!夏の暑い時期なので、皆さんも体調に気を付けつつ、楽しんでいただけるとうれしいです。ホールやライブハウスとは全く違うライブになるでしょうし、日が暮れてきて、情景が変わるのも面白さなので、楽しんでいただきたいです。何が飛び出るのか分からないライブになるはずです。新曲はやるのかな? そこも楽しみにしてください!」
昨年は自身最大規模のツアーを完走し、12月にはパシフィコ横浜・国立大ホール(横浜市西区)でバースデーライブも開催した。大きな舞台を経験したことで変化はあったのだろうか?
「自信はまだまだないのですが、考え方が変わってきていると思います。メジャーデビュー前は好きな音楽を趣味の延長でやっていたところもあったのですが、聴いてくださる方が増え、関わっていただけるスタッフさんも増えて、プロとしてどんな音楽を届けるのか? どんなメッセージを届けるのか?と皆さんの視点になって考えていかなければと、より考えるようになっています。自分が伝えたいことも大事にしながら、バランスを取っていけたらと思っています」
野外ライブなど今後の活動でもさらに進化した姿を見せてくれそうだ。