<楠木ともり>新シングル「シンゲツ」インタビュー TETSUYA(L’Arc-en-Ciel)プロデュースに「感無量」
楠木さん自身が歌詞を手掛けた。
「これまでTETSUYAさんの楽曲の歌詞を書いてきたのはほとんどhydeさんくらいなんじゃないかな…と。恐れ多い……となって。『魔王学院』の情景が浮かんでくるようなメロディーラインなので、『ハミダシモノ』よりも抽象的でありつつ、映像が浮かぶような言葉選びを意識しました。新月に願いを込め、満月に至るまでにそれが叶うという言い伝えがあり、今回の『魔王学院』のストーリーは、それぞれが自分の過去を認め、自分の意思を持って願いをかなえていくところが心に残っていたので、そこに重ねてタイトルを付けました」
「魔王学院」と楠木さんといえば「ハミダシモノ」のイメージも強い。
「『魔王学院』は皆さんの応援があって第2期が制作されることになりました。『ハミダシモノ』を書いている時は第2期があることを想定していなくて、『魔王学院』への思い、メッセージを詰め込みすぎたところもあります。だから、今回はどうしよう?となったところもあったのですが、『ハミダシモノ』の要素を入れつつ、新たな視点で歌詞を書こうとしました。『ハミダシモノ』のよさを受け継ぎつつ、新しいものを作り出せたのは、TETSUYAさんにプロデュースしていただいたからできたことです。感謝してもしきれないです」
「シンゲツ」は、TETSUYAさんのプロデュースによって完成した。楠木さんは「なんて言葉にしたらいいのか分からない……。感無量です」と笑顔を見せる。
「最初に仮歌を聴いた時、TETSUYAさんの声が入っていたこともあって、こんなすてきな楽曲を自分が歌えるのかな?と不安もありました。ディレクションをいただき、TETSUYAさんに支えていただき、徐々に自分の曲になっていくようでした。不思議な感じです。すごい機会をいただきました。
◇五月病の時は?
カップリングの「MAYBLUES」は、楠木さん自身が作詞、作曲を手掛けた。