去就いまだ決まらず…ビシエド、ウォーカー、ロドリゲス 実績ある助っ人3人の今後はどうなる
ウォーカーは米独立リーグで2年連続でMVPを獲得し、巨人入団1年目の2022年には124試合に出場して打率.271(406打数110安打)、23本塁打、52打点と結果を残した。2023年シーズンは成績を下げ、オフに高橋礼、泉圭輔との1対2の交換トレードでソフトバンクに移籍。小久保裕紀監督には指名打者としての活躍を期待されたが、昨季は20試合の出場にとどまるなど苦戦し、オフに自由契約となった。 「身体能力が高く、飛距離と打球の速さは群を抜く。基本的に真面目な性格だが結果が出ると調子に乗ってしまう部分もあるのが気になる。NPB3年目で待遇も以前より良くなったことでハングリー精神が少し薄れたようだった」(巨人関係者) 巨人時代は「ズッキュン砲」と呼ばれ人気を得た。課題の外野守備にも必死に取り組むなど向上心は高く、マネージメント次第でまだ“化ける”という声もある。 「ビシエドは一塁しか守れず、ウォーカーは外野守備に難がある。両選手はDH制のあるパ・リーグなら可能性がある。攻撃力を上げたい楽天と西武は以前から調査を進めていたと聞く。両球団とも人件費削減を行なっているので条件次第だろう」(在京球団編成担当者) 投手のロドリゲスは2023年途中にMLBレイズからヤクルトへ加入。今季は中継ぎとして32試合(うち1試合は先発)、に登板して1勝1敗1セーブ8ホールド、防御率1.80と、救援防御率(3.04)がリーグ最下位だったチームのブルペンを支え続けた。今季はクローザーに起用されると噂されていたこともあり、自由契約には驚きの声も上がった。 「昨季は主にブルペンを任されたが、先発経験もあり長い回を投げるスタミナもある。キレのある真っ直ぐと鋭い変化球は対応が難しい好投手。日本語を積極的に覚えて他選手と交流を図るなど、ムードメーカーとしても大きな存在だった」(ヤクルト関係者) 身長195cmの長身から投げ込むボールは威力があり、ハマった時には相手打者を完璧に抑えた。チームの編成次第では獲得に手を挙げる球団はありそうだ。