北海道 秋の紅葉はゆっくり 来春の花粉は例年より多い
3~4週目(10月12日~25日) 気温は高いが、山では紅葉が進む
3週目も天気は数日の周期で変わるでしょう。 気温は引き続き平年より高い見込みで、山々からゆっくりと紅葉が進んでいく見込みです。 なお、18日は手稲山の初冠雪の平年日、19日は稚内や旭川の初雪の平年日です。気圧の谷が通過した後の寒気が、先日のように一時的でも強まれば平地でも雪の降る可能性があります。季節の歩みはゆっくりとはいえ、晴れた日などを利用して少しずつ冬への準備を進めるとよさそうです。
来年の花粉情報 飛散量は今年よりは少ないが、平年より多い
26日、日本気象協会は来年2025年春の花粉飛散予測を発表しました。 花粉の飛散は、前年春の飛散量・前年夏の気象条件の2つが大きく影響します。花粉の飛散量は、前年春の飛散量が少ないと増え、多いと減少する傾向があります。また、前年夏に気温が高く、日照が多いほど増えるとされています。 道内では、今年花粉の飛散量が非常に多かったこともあって、来年の飛散量は今年と比べると60パーセントと少なくなりそうです。しかし、例年との比較では130パーセントとやや多い傾向となる見込みです。
日本気象協会 北海道支社 鎌田 隆則