専門家が選ぶ「心霊スポット」を巡る米国のドライブルート10選
華やかなラスベガスやのんびりできるハワイでも……
■サンドヒル・ロード(ネバダ州ラスベガス) 華やかなラスベガス・ストリップから北東に外れた、何の変哲もない郊外の一角にあるこの通りでは、若い女性がひき逃げで命を落とした。痛ましい事故の現場には今も女性の亡霊がいて、通りがかったドライバーの前に明滅する光や影となって現れるという。深夜に車で通ったところ、奇妙な気配を感じた、囁き声を聞いた、不可解な霧が出たという体験談や、いきなりエンストした、ヘッドライトが勝手についたり消えたりした、という証言もある。 ■パリ・ハイウェイ(ハワイ・オアフ島) ワイキキビーチを一望できる展望台のあるヌウアヌパリは、1898年に800体もの人骨が見つかった場所だ。かつて戦いに敗れ、崖から落ちて死んだオアフの戦士たちの遺骨だと考えられている。崖下を通るパリ・ハイウェイでは、数多くの超常現象が目撃されている。また、捕らわれの身から逃れようと崖から身を投げた王女の伝説も残る。突風とともに囁き声が聞こえたとか、奇妙な気配を感じたという証言がよく寄せられる。 ■国道101号線(オレゴン州キャノンビーチ) 幽霊が出ると評判のドライブルートがすべて風光明媚な海岸線を走るものだったら、どんなにかすばらしいことだろう。オレゴン州の太平洋岸を縦走する国道101号線には、キャノンビーチ付近で姿を消した女性ドライバーの幽霊話が伝わっている。地元では、この女性は失われた愛を探していたとされ、その霊魂が今も近辺をさまよっているという。道路脇を白い服を着た人影が歩いているのを見たが、近づいたら消えてしまったとの目撃談がある。また、夜間に車の中で奇妙な物音がしたり、不気味な気配を感じたりしたとの報告もある。
Paula Conway