専門家が選ぶ「心霊スポット」を巡る米国のドライブルート10選
大自然を満喫できるドライブルートにも怪談が……
■ロアリング・フォーク・モーター・ネイチャー・トレイル(テネシー州ガトリンバーグ) グレートスモーキー山脈国立公園の美しい景観と、その暗い歴史の狭間を走るロアリング・フォーク・モーター・ネイチャー・トレイルは、心霊現象に出くわしてみたい旅行者にうってつけのドライブルートだ。森の中でわが子を亡くした女性の亡霊がさまよっているという有名な話がある。また、夜になると、ひそひそと囁く声や足音などの不気味な物音がよく聞こえるという。 ■アーチャー・アベニュー(イリノイ州シカゴ) この通りで白いドレスを着た若い女性を車に乗せたところ、サウスサイド郊外にあるリザレクション墓地(復活の墓地)のあたりで急に姿が消えた、というドライバーの話が数多く伝わっている。「復活のメアリー(Resurrection Mary)」と呼ばれている。また、アーチャー・アベニューを走っている時に奇妙な音を聞いた、幽霊のような影を見た、不気味な気配を感じたという人もいる。 ■オールド・オールトン・ブリッジ(テキサス州デントン) この橋の近くに昔、ヤギ農家が暮らしていた。この男は自分の土地に激しい愛着を持っていることで知られていたが、ある夜、10代の若者グループが橋を渡って男に悪ふざけを仕掛けた。激怒した男は若者らを追いかけたが、橋から転落して溺死するという悲劇に見舞われた。夜になると、男の亡霊が橋に出現するといわれている。奇妙な音を聞いたり、幽霊を見たり、急に寒気を感じたりした報告がある。 ■オルテガ・リッジ・ロード(カリフォルニア州モンテシト) サンタバーバラの街を見下ろす丘の上を走るこの2車線道路には、複数の伝説が残っている。その1つは、カーブで謎の交通事故死に見舞われた女性の魂が今も付近をさまよい、亡くした命を探しているというもの。もう1つは、今から100年以上も昔、サンタバーバラ修道院から地元のネイティブアメリカンの集落へ食料と聖書を携えて伝道に向かった3人の修道女が、路上で強盗に襲われて殺害されたという話だ。白い服を着た女性が突如現れたと思ったらじきに消えてしまった、という地元の人々の目撃談がある。また、不気味な囁き声を聞いたり、車内にいるのに冷たい隙間風を感じたりした人もいる。