専門家が選ぶ「心霊スポット」を巡る米国のドライブルート10選
幽霊話の人気は、ハロウィンが近づく毎年10月になると一番の盛り上がりを見せる。薄気味悪い「いわく付き」というだけでも条件は十分だ。心置きなくぐっすり眠れる夜を犠牲にしてでも、心霊スポット巡りをしたい旅行者はいるものだ。 【画像ギャラリー】「いわく付き」の米国の不気味な道路 世界最大のキャンピングカーのオンラインマーケットプレイスであるRVtrader.comは、ハロウィンに合わせ、全米で幽霊がよく出ると名高い道路のリストをまとめた。米国でこの時期にドライブ旅行をするなら、キャンピングカーがあってもなくても、肝試しのおまけ付きのほうが断然おもしろい。リストの中でも特に不気味な道路10選を紹介しよう。 ■ダドリー・ロード(マサチューセッツ州バーリントン) ダドリー・ロードにまつわる幽霊話の起源は、17世紀の「セイラム魔女裁判」にさかのぼる。処刑された「セイラムの魔女」たちに傾倒した「魔女」が地元の修道女たちをたぶらかしたとされる。「魔女」と修道女らは現在のダドリー・ロード付近で捕らえられ、処刑された。 ■モナリザ・ドライブ(ルイジアナ州ニューオーリンズ) ニューオーリンズ市中心部にある公園シティパークの真ん中にある今は封鎖されたこの道路には、真偽不明の2つの逸話が絡んでいる。若くして命を落とした女性の悲劇と、彼女をしのんで建てられた彫像が破壊され、それきりになった話だ。この女性モナの幽霊はシティパークのあちこちに出没すると言われ、その多くは車でアクセスできる。ただし、自分の目で幽霊を確かめるには車から降りて歩き回る必要があるかもしれない。ちなみに、ニューオーリンズは「幽霊ホテル」の宝庫だ。 ■ハートビート・ブリッジ(ノースカロライナ州) この橋には、愛し合っていた若いカップルが交通事故で悲劇的な死を遂げたという伝説がある。地元の人の話によれば、橋の上で車を止めて耳を澄ますと、脈打つ鼓動のような音が聞こえるそうだ。橋の付近で不気味な気配を感じたとか、幽霊のような影を見たという証言もあれば、説明のつかない寒気や奇妙な物音を体験した人もいる。勇気のある人はぜひ訪れてみてほしい。