初優勝は毎日腹痛だった? 中島啓太がドバイで欧州2年目スタートへ
DPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場とする中島啓太が8日(水)に都内で行われたテーラーメイドの新作発表会に登場。参戦2年目の初戦となる「ヒーロー ドバイ デザートクラシック」(16日~/アラブ首長国連邦・エミレーツGC)を前に「ことしはたくさんプレーすることを目標に、複数回優勝を目指して頑張ります」と意気込みを語った。 【画像】話題の「Qi35」を早速打ってみた 今季は27試合を出場目安に設定し、まず欧州2勝目をターゲットに準備を進めている。ケガによる休養期間もあった昨季は22試合の出場だった。 「昨年は本当にケガに苦しみましたけど、遠征は楽しくて」と話したように、毎週のように異なる国でプレーするツアーが性に合っている様子。初優勝となった「ヒーローインディアンオープン」についても「毎日お腹を壊していた」と舞台裏を笑顔で明かし、現地の食事を楽しみながらの転戦が成績にもつながっている。「スペインのパエリアが一番おいしかった。ゴルフだけでなく街歩きや文化も楽しめたので、ことしもそれを楽しみにヨーロッパを回りたい」。英会話にもさらに力を入れ、これまで以上に海外転戦を楽しむつもりだ。
ゴルフ面でも「もっとアグレッシブに」と力を込めた。「300ydで越えるバンカーもたくさんあって、手前にレイアップするのと(バンカーを)越すのではゲームが変わる。キャリーで越していかないとチャンスにならない」。昨季は平均飛距離301.24ydをマークしたが、キャリーでの300yd超えを目指す。 昨年11月の最終戦「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」では、優勝して年間王者に輝いたロリー・マキロイ(北アイルランド)の前の組で回る機会があり、圧倒的なパワーを目の当たりにした。「キャリーの場所が全然違うのでびっくりした」。飛距離アップをテーマに掲げるだけに、昨年からテストしてきた新ドライバー「Qi35」は心強い武器になりそうだ。「カーボンフェースで飛距離も出る。より優れたドライバーができたと思いますし、楽しみです」と期待を隠さない。 同シリーズの5W投入も視野に入れる。これまで1W、3Wの下はUTを入れていたが、「5Wを作っていただいて、入れる可能性もある」と調整を進めている。「ケガに気をつけながら、複数回優勝を目指して頑張ります」と活躍を誓った。(編集部・谷口愛純)