【広島好き】首位カープ、9月の連戦で鍵を握る4本柱以外の投手は?
レギュラーシーズンも残すところ1ヶ月となりましたが、8月26日終了時点(以下、成績などの数字は全て同じ)でカープは首位をキープしています。リーグ3連覇を果たした2018年以来となる優勝に向け、勝負の9月を迎えるわけですが、懸念されるのが試合日程です。
昨今の異常気象のせいもあってか、今季は雨天中止がマツダスタジアムで5試合(うちノーゲーム1)、ビジター球場で4試合と計9試合もあり、他のチームは試合数が減ってきますが、カープの9月は6連戦から7連戦を挟み、また6連戦と続きます。
そこで心配になるのが先発投手のやりくりですが、今季は大瀬良大地、床田寛樹、森下暢仁、九里亜蓮の4本柱がリーグトップクラスの安定感を見せています。
大瀬良、床田、森下がいずれも防御率1点台で、先発投手が6イニング以上を投げて3失点以内のクオリティ・スタート(QS)率も床田の95.0%を筆頭に、森下88.2%、大瀬良73.7%のハイアベレージで、九里も防御率こそ3点台ですが、QS率は66.7%をマークしています。
この『ローテ』の4人は盤石なだけに、カギを握ることになりそうなのが、いわゆる『裏ローテ』と呼ばれる投手ですが、今季ここまでの成績を振り返りながら、『勝負の9月』のキーマンになりそうな投手を探ってみたいと思います。
今季、ここまでの110試合で、4本柱以外の投手が先発したのは36試合。アドゥワ誠、玉村昇悟、ハッチ、森翔平、野村祐輔、黒原拓未の6人が起用されています。
成績を見ると、アドゥワが6人の中で最多の15試合に先発して6勝3敗、防御率3.02と、4本柱に劣らぬ成績を残しています。続くのが玉村で10試合に先発して3勝4敗、防御率2.85をマーク。ハッチが5試合で0勝3敗、防御率7.36、森が2試合の先発で1勝1敗、防御率4.00、野村も2試合の先発で0勝1敗、防御率2.70となっています。
黒原は開幕2戦目の先発を任されるなど、当初は先発ローテの一角として期待されていましたが、今季初登板の試合ではわずか3球を投げただけで危険球退場となり、2戦目も5回1失点ながら負け投手となり、以降はリリーフに配置転換。ここまで38試合に登板して4勝2敗2ホールド、防御率2.08と違う形でチームに貢献しています。