しなやかなメンタルでストレスを受け流す。4つのコーピング術
朝、会社に行くのがしんどい、朝なかなか布団から出たくない、なんとなくやる気が出ないし、不安を強く感じる、そんな気分になることはないでしょうか。 有名なのは5月病・6月病と言われるもの。生活環境が変わる4月からゴールデンウィークを経た、このタイミングでなりやすいため、ひどくなる前に対処法を覚えておきたいところです。
環境の変化によるストレスが大きな原因
異動、就職、転居、役職変更などで変化が変わることで、見えないストレスが溜まり、それがゴールデンウィーク明けあたりから心身にも反応が出はじめるのです。 予防・対処法の基本は、なによりもストレスを溜めないこと。 ムリをしすぎない ネガティブな見方に陥らない 心身ともにリフレッシュする 時に、仲間と会話をしたり、先輩に相談をしたり、第三者の力を借りることも効果的な対策です。 特別なことではなく、誰でもかかる可能性があります。 そこで、今回は、ストレスコーピングコーチである私が、研修でビジネスパーソンに紹介しているストレス対処法スキル「ストレスコーピング」の実践スキルを用いた、5月病・6月病の予防策を紹介します。
ストレスコーピングとは?
ストレスコーピングとは、認知行動療法(心理学)をベースとした、トップアスリートからトップビジネスパーソンにおけるストレス対処の技術として広がりを見せるメンタルスキルです。 そして、ストレスコーピングには4つの対象があります。 それが以下の4つ。 刺激に対するコーピング:ストレスを感じる刺激から、ムリせず物理的に離れる。 評価に対するコーピング:フラットにものを見ることで実は深刻ではないことに気づく。 反応に対するコーピング:それでも、ストレス反応が出そうなら、心身ともにリフレッシュする。 社会的支援コーピング:一人で解決できないことは、第三者の力をかりて、解決を図る。 このように、疲れを感じた時は、無理をしないことが極めて重要なのです。 鋼のような強さでがんばるより、柳のように柔軟に対処する、そんなイメージ。 このストレスコーピングのスキルを使って、5月病から発展する6月病に対処する方法を紹介していきます。