しなやかなメンタルでストレスを受け流す。4つのコーピング術
5月病・6月病の予防と対応策
1. 物理的コーピング:ムリをしすぎない あまりにしんどいと感じた時は決して無理をしないこと。具体的には休息、休憩を入れることを忘れてはなりません。 まず睡眠。早く寝て早く起きる、生活のリズム整えることが極めて重要です。 時として、休むことで仕事から離れるといったことも戦略的な判断。疲れた時、あえて“遠ざける”ことは悪いことではないのです。 2. 評価コーピング:マイナス思考、完璧思考に陥らない プレッシャーやストレスを感じた時、実態以上にネガティブに捉えてしまうのです。 「あの人ならもっとうまくできるんじゃないか」、「ひょっとすれば能力がないと思われているのではないか」といった詮索とも言えるマイナス思考に陥りやすいもの。 また、ミスをしてはいけない、よりよく見せないといけない、そんな完璧思考も同様です。周囲から見ると、それほど厳しい目を向けていることはないと言っても過言ではありません。 ネガティブな思考になった時、「最初は仕方がない」、「誰もが最初はそんなはず」、「人は、そこまで自分のことを見ているわけじゃない」といった、そんなフラットに見る視点を考えることも効果的な対処です。 3. 身体・感情反応コーピング:体と心をリラックスさせる それでも、ストレスを感じた時は、心身ともにリラックスさせることも大事な判断です。 お風呂でゆっくりしたり、ジムに行って汗を流したり、オフィスでもストレッチをしたり、窓から遠くをながめたり、会社までの往復に心が落ち着く音楽を聞いたりするのもよいでしょう。 それだけでも随分とストレスは解消されます。 4. 社会的コーピング:話し相手を見つける、時には相談にものってもらう やはり、人に話を聞いてもらったり、相談にのってもらったりすることは、ストレス解消に大きく役立ちます。 思いを吐き出したら、すっとした経験もあることでしょう。 また「ちょっとだけ話を聞いてもらってもいい?」「先輩、少し話を聞いてもらっていいでしょうか?」、そんな“聞いてもらう接点”を持つこともコーピングのスキルとしてもおすすめなのです。