米マイクロストラテジーが20.3億ドル相当のビットコイン追加購入、保有量279,420BTCに
米マイクロストラテジーが20.3億ドル相当のビットコイン追加購入
ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、新たにBTCを追加購入したことを11月11日発表した。 今回マイクロストラテジーは、10月31日から11月10日までの期間に約27,200BTCを約20億3,000万ドル(約3,117億円)で購入。手数料と経費を含む1BTCあたりの取得額は約74,463ドル(約1,143万円)となっている。 なお同社が最後にビットコインの追加購入を報告したのは9月20日。約4億5,820万ドル(当時のレートで約184億円)で約7,420BTCを購入したことが報告されていた。 発表によるとマイクロストラテジーでは11月10日現在、合計で約279,420BTCを保有しているという。手数料と経費を含む1BTCあたりの取得額は約119億ドル(約1兆4,216億円)となっており、1BTCあたりの取得額は42,692ドル(約655万円)とのこと。これにより同社のBTC利回りは四半期累計7.3%、年累計26.4%を達成したとのことだ。 なお前回の平均取得額は39,266ドル(当時約564万円)。記事執筆時点でのビットコイン価格は88,006.66ドル(約1,351万円)となっている(11/12 13:20コインゲッコー調べ)。 マイクロストラテジーは10月30日、ビットコイン購入のために、今後3年間の間に420億ドル(約6.3兆円)の資金調達を行うと発表していた。 マイクロストラテジーの社長兼最高経営責任者(CEO)であるフォン・レ(Phong Le)氏によれば、「21/21プラン」と銘打った同戦略では、追加資本を財務準備資産としてより多くのビットコインを購入するために使用し、より高いBTC利回り達成を目指すとのことだ。 また11月12日には、米大統領選でのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏勝利に加え、議会選で暗号資産推進派候補の多くが当選したことを受け、規制緩和に期待が高まり、ビットコイン等の暗号資産価格の他、米国株式市場の暗号資産関連銘柄が急騰した。マイクロストラテジーは約24%上昇している。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)