震災で犠牲 2人の子の生きた証「つないでいく」父親「姉と兄を知らない」妹・弟 命を語り継ぐということ
【米津勝之さん】「この歌が好きやってん。よう歌ってはってん」 「あわてんぼうのサンタクロース」の曲をかけながら、米津さん家族は深理ちゃんへの思いを手紙に書きました。これも毎年のことです。 【米津勝之さん】「当時の自分の年齢を、彼女が超えたということに、うれしいとか悲しいとかそういうものとは別の、それだけ時間がたっていったんだなということ。ずっと一日考えていました」 【米津好子さん】「あの5歳の時のままというのが正直なところかな。時は流れてるんですけどね。家族の誕生日という形で、考え込んでしまうと手が止まってしまう。そこは平常心で。だから多分30年近く作ってこれたのかな」 年を重ねても「共にいる」―。 米津さんは2人の命をつなぎ続けていきます。 (関西テレビ「newsランナー」2025年1月9日放送)
関西テレビ
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