石川遼、7バーディー、ノーボギーで2位発進 12番の低く打ち出したアプローチに手応え【男子ゴルフ】
◇21日 男子ゴルフ カシオワールドオープン第1日(高知県芸西村、Kochi黒潮CC) 2週前にツアー通算20勝の大台に乗せた石川遼(33)=カシオ=が、1打差2位につけた。 所属先の主催大会となる石川は、7バーディー、ボギーなし。開始の10番で2メートルを入れて以降、アイアンの状態がいまひとつだったが、寄せでしのぎ、我慢を続けた。そして、18番で2つ目を取って折り返すと、後半はバーディーラッシュ。4番からはショットをピタピタとピンに絡ませ、3連続で決めた。 「前半は自分の状態がよくなくても、アプローチで練習してきたものを使えるようになった」と手応えも。特に12番、グリーン横の逆目のラフからの第3打、スピンがまったくかからないことを想定して低く打ち、ピンそばに寄せたショットを、満足そうに振り返った。 次週の最終戦後は、米ツアーの2次予選会に挑戦するだけに、さらに勢いをつけたい。2週ぶりの今季3勝目なら、平田憲聖(23)=エレコム=らの成績次第で、賞金ランク1位になる可能性もある。
中日スポーツ