レッドブルから上級スタッフがさらに離脱。ベテラン戦略責任者がマクラーレンのスポーティングディレクターに
マクラーレン・レーシングは、9月24日、ウィル・コートネイがマクラーレンF1チームのスポーティングディレクターに就任することが決まったと発表した。コートネイはレッドブルでレース戦略責任者を務めている人物。 【写真】2011年F1ブラジルGP 優勝マーク・ウエーバー、2位セバスチャン・ベッテルとともに表彰台に上ったレッドブルのレース戦略責任者ウィル・コートネイ コートネイはレッドブルの前身ジャガー時代に加入、約20年を過ごし、過去14年、レース戦略責任者の役割を担ったベテラン。マクラーレンではスポーティングディレクターとして、レーシングディレクター、ランディープ・シンの直属で働くことになる。 マクラーレンチーム代表アンドレア・ステラは、コートネイとの契約について次のようにコメントした。 「ウィルをマクラーレンに迎えることができてうれしく思う」 「その経験、プロ意識、そしてモータースポーツへの情熱により、彼は我々のF1スポーツ部門を率いる理想的な人物となるだろう。我々はチームとして重要な段階に入っており、勝利とチャンピオンシップを目指して挑戦を続けるなか、強力なリーダーシップチームに彼が加わることは大きなプラスになると確信している」 マクラーレンは、今回の発表で、コートネイの加入時期について明らかにしていない。レッドブルによると、契約は2026年半ばまで残っているという。 「ウィルはスポーティングディレクターのポジションをオファーされた」とレッドブルのスポークスパーソンは述べている。 「ジャガー時代からチームに所属し、長く成功を収めてきた彼がチームを去るのは残念だが、ステップアップする彼の活躍を祈っている」 「ウィルは2026年半ばまでの契約を全うし、引き続きチームの一員であり続ける」 最近、レッドブルからの上級スタッフの離脱が続いており、この半年の間だけでも、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンのマネージングテクニカルパートナーに就任すること、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーがアウディのチーム代表の座に就くことが発表された。 [オートスポーツweb 2024年09月25日]