巨人・小林 来季も菅野を嫉妬させるバッテリー賞を 「賞獲ること無理」のイジり見返す
ユニホームではなく、スーツ姿であっても「スガコバ」のあうんの呼吸は健在だった。巨人・小林が自身3度目、菅野とは17年以来7年ぶり2度目のバッテリー賞を受賞。菅野から「多分、(小林が今後)賞を獲ることは無理だと思う」とイジられると「(来年は)他の投手とこの賞を獲って嫉妬心が生まれるよう頑張りたい」と返して盛り上げた。 今季は菅野が登板した全試合でマスクをかぶった。菅野と同じくベストゲームに挙げたのは敵地の横浜スタジアムで行われた7月28日のDeNA戦。9回無失点で菅野を3年ぶりの完封に導いた。猛暑の中での熱投に「調子は良くなかったと思うけど、ベストピッチに近い状態に持っていけるところがさすが」と同学年の右腕の凄みを再確認。菅野からは「投手が調子が良くないときの引き出しの多さ。僕の意見も取り入れてくれる。いいバランスを取ってくれる捕手」と感謝された。 「向上心、探究心、負けず嫌いな部分、見習わないといけない部分が多い」とリスペクトし、11年連れ添った菅野はメジャー移籍を目指す。「どこに行っても健康であることが一番。ケガせずにやればおのずと結果は出てくると思うと信じている」とエールを送った。 チームがリーグ連覇を目指す来季は12年目。経験値は豊富だがポジションは確立されていない。今季も大城卓、岸田との併用。チームはさらに国内FA権を行使したソフトバンク・甲斐の獲得を目指している。「僕の立場は変わらない。やるべきことをやりたい」。スタンスは変わらない。どんな立場でもチームの勝利に貢献する。(青森 正宣) ≪スガコバグッズ販売開始≫菅野、小林の最優秀バッテリー賞受賞記念グッズが、ジャイアンツ公式オンラインストアで販売が始まった。「スガコバ尊い」とプリントされたフェースタオルやアクリルスタンド、フォトフレーム、ロックグラス、トートバッグ、手帳型スマホケースなど40品以上のアイテムが用意された。