新型コロナ死者数 年間3.2万人・インフルの15倍 “命を守るために”ワクチン接種の検討を
今回のニュースへの受け止めは?
編集部: 今回取り上げたニュースについての受け止めを教えてください。 中路先生: 現在の新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いていますが、今年も冬季の流行が予想されています。高齢者が多く亡くなっていることを踏まえて、どのようにして高齢者をウイルスから守っていくかを再認識する必要があると考えます。そのためには、高齢者のワクチン接種に対する国の援助や、手洗い・マスクの着用・換気などの基本的な感染対策が必要です。新型コロナウイルスが5類に引き下げられたとはいえ、引き続き気を引き締めていきましょう。
編集部まとめ
「2023年5月~2024年4月の1年間で、新型コロナウイルスによる死者数が計3万2576人に上った」ということが、厚生労働省の人口動態統計によってわかりました。死亡者の97%が高齢者であるという事実や学会の見解を参考に、ワクチン接種について自己判断をする必要があります。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。