サウジ開催断念。SRO、マニクールを加えたGTワールドチャレンジ・ヨーロッパの2025年カレンダー発表
7月28日、SROモータースポーツはファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)の2025年カレンダーを更新。来シーズンはサウジアラビアのジェッダ・コルニッシュ・サーキットをシリーズに加えず、同地での2年目開催を見送る判断を下した。 【画像】7月28日に発表されたGTWCヨーロッパの2025年スケジュール これに代わって従来発表のカレンダーにおいてシリーズ第9戦/スプリント・カップ第5戦としてスロット入りしていたバルセロナが、シーズンフィナーレ/エンデュランス・カップ第5戦に置き換えられることとなった。 28日日曜にドイツ、ニュルブルクリンクで発表された最新版カレンダーによると、スペインでの同イベントは10月10~12日にカタロニア・サーキットで行われる。レースフォーマットは3時間だ。 なおこの週末は、北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のシーズン最終戦として行われる、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)と日程が重なっている。 先月、ベルギーで開催された『クラウドストライク・スパ24時間』の100周年大会でSROが暫定カレンダーを発表した時点では、まだエンデュランス・カップの最終戦の日程と場所は確定していなかった。 SROの創設者兼CEOのステファン・ラテルは当時、シリーズが2025年のカレンダーに最終的なスロットを確定する前に、まずは今季2024年に初開催されるジェッダのシーズンフィナーレを評価したいと述べていた。 しかし、主催者側は2025年にサウジアラビアに戻らないことを決定した。つまり、イベントは一年間だけカレンダーに残ることになる。チームには先週土曜日に、ジェッダでの初回のイベントが予定どおり今年の後半に開催されると伝えられている。 4月11~13日にフランスのポール・リカールで行われる開幕戦は、3時間レースから6時間レースに変更された。 2025年のスケジュールに加えられたもうひとつの変更は、当初カレンダーから外れるとみられていたマニ-クールの復活だ。バルセロナがスプリント・カップ・イベントからエンデュランス・カップ・イベントに変更されたことで、同地がその穴を埋めることが決定。8月1~3日にスプリント・カップ第3戦として行われることとなっている。 更新された2025年GTWCヨーロッパのシーズンカレンダーは以下のとおりだ。 ■ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS 2025年レーススケジュール(7月27日付) Round/Date/Circuit/Format プロローグ/3月10~11日/ポール・リカール公式テスト/** Rd.1/4月11~13日/ポール・リカール/エンデュランス・カップ Rd.2/5月3~4日/バランズハッチ/スプリント・カップ プロローグ/5月13~14日/スパ24時間公式テスト/** Rd.3/5月16~18日/ザントフォールト/スプリント・カップ Rd.4/5月30日~6月1日/モンツァ/エンデュランス・カップ Rd.5/6月26~29日/クラウドストライク・スパ24時間/エンデュランス・カップ Rd.6/7月18~20日/ミサノ/スプリント・カップ Rd.7/8月1~3日/マニ‐クール/スプリント・カップ Rd.8/8月29~31日/ニュルブルクリンク/エンデュランス・カップ Rd.9/9月19~21日/バレンシア/スプリント・カップ Rd.10/10月10~12日/バルセロナ/エンデュランス・カップ [オートスポーツweb 2024年07月29日]