新たなる変態ノート!画面巻取式で14~16.7型に変形する「ThinkBook Plus Gen 6 Rollable」
LenovoはCES会期初日(1月7日、現地時間)、世界初の画面巻取式ディスプレイ採用AI PCとなる「ThinkBook Plus Gen 6 Rollable」を発表した。 【画像】ディスプレイが縮んでいく様子 ■ 巻取式ディスプレイで14型~16.7型に ThinkBook Plus Gen 6 Rollableは、折り曲げが可能なOLEDパネルを活用して、本体の内部にパネル巻取機構を用意することで、ディスプレイを伸縮可能にしている製品となる。 Lenovoはこうした巻取ディスプレイのPoC(Proof of Concept、技術が実現可能かを確認する試作機)を2023年のMWCでライブデモしており、今回はそれが実際の製品として登場した形になる。同社によれば、画面巻取式ディスプレイ採用AI PCとしては世界初の製品になるという。 パネル収納時には14型のディスプレイとして活用可能。伸縮用のキーを押すか、ジャスチャーにより伸ばすことができ、16.7型の縦長ディスプレイとなり、約50%表示面積が増える。 収納時には通常の14型のクラムシェルの底面積(303×230mm)と同等であるので、カバンに入れるときは14型対応製品と組み合わせられることが利点だ。ただし、パネルの伸縮に必要な機構が内蔵されているため、その分重量があり、1.69kgと14型のモバイルノートとしては重めである。 SoCはCore Ultra 200V、メモリは最大32GB、ストレージは最大2TBとなっておりノートPCとしては十分なスペックを実現しており、MicrosoftのCopilot+ PCに対応している。ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、400cd/平方mの輝度、DCI-P3 100%の色域に対応している。 ThinkBook Plus Gen 6 Rollableは6月から提供が開始される計画で、価格は3,499ドルからとなっている。
PC Watch,笠原 一輝