搾取ビジネスに騙されない!決断を急がず「相手のバックボーン」をしっかり調べよう
まっとうな「プロデューサー」は簡単にわかる
また、一貫性のある研鑽の跡が見られるかも大事です。ようは「軸がブレていないか」をチェックしてください。「コンサルタント」「カウンセラー」「プロデューサー」などをネガティブに表現してしまっていますが、もちろん大多数の人はまっとうにお仕事をされています。 たとえば、僕の信頼しているある人も「プロデューサー」の肩書です。その人は近年、生成AIに関する講演や書籍の発売をし、一方で出版したい人を応援する大規模なイベントも運営しています。ここまで本書を読んだ方だと、警戒対象と誤解する方もいるでしょう。 ですが、その人はバックボーンとして、きちんとした企業で組織体制構築の実績をお持ちです。現在も多くの企業で、研修事業を実施している人材プロデューサーです。また、生成AIの知識を売ること自体が、キャッシュポイント(利益確定)になっていません。生成AIを人の能力育成に、どのように活かすかを説いているわけです。 会社もしっかり公表していて、企業理念が「人の最大限の可能性に貢献する」となっています。これは一貫した実績であり、一貫した理念があります。出版を応援するイベントも同様で企業理念に沿った活動です。 搾取を目的にしたビジネスには、こういった一貫性がありません。「軸がブレまくっている」ケースばかりです。「餅は餅屋」ということわざがありますが、警戒すべきビジネスの場合は「昨日は漁師だが今日は餅屋」なのです。とにかく、搾取をしようとする輩は、決断を延ばされて冷静に調べられるのを恐れます。 服部真和 行政書士
服部 真和
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