ドジャースのさらなる「大物獲得」あるのか ヘルナンデスも状況次第で“マネーゲーム化”の予感も
大谷翔平が自身3度目のシーズンMVPに輝くなどオフもMLBの話題で盛り上がっているが、日に日に熱を帯びているのがストーブリーグ。特に大谷、山本由伸が所属するドジャースの動向には大きな注目が集まっている。 【写真】イチローだけじゃない!MLBの年金額「満額支給」の日本人選手がこちら(ほか3人) ドジャースは今季4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を成し遂げたが、来季は1998年から3連覇を成し遂げたヤンキース以来となる連覇がかかるだけに、オフも積極的な動きが目立つ。 まず、今オフの補強ポイントとして最重要と見られていた先発投手だが、11月26日に早々とサイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネル(ジャイアンツからFA)と5年総額1億8200万ドル(約276億円)で契約合意に至ったことが報道された。 来季は、2022年に16勝1敗、防御率2.14と活躍したトニー・ゴンソリン、潜在能力の高いダスティン・メイがいずれもトミー・ジョン手術から復帰の見込み。さらに2年目の飛躍が期待できる山本に加え、今年前半戦にエース格として活躍したタイラー・グラスノーもおり、スネルの加入でグッと先発陣の顔触れが揃った印象を受ける。 ドジャースはスネル以外にも、オフにチームからFAとなった通算47勝のウォーカー・ビューラー、今季途中にタイガースからトレードで加入した同55勝のジャック・フラーティ、2021年にサイ・ヤング賞に輝いているコービン・バーンズ(オリオールズからFA)、通算73勝のマックス・フリード(ブレーブスからFA)が獲得候補となっていると伝えられているが、これで“打ち止め”となるのか。 先発投手ではロッテからのポスティングが決まった佐々木朗希も獲得候補として名前が挙がっており、これまでチームの顔として長年活躍したFAのクレイトン・カーショーも再契約すると見られている。さらに大谷も来シーズン開幕から早い段階で投手に復帰する見込みで、今季先発に離脱者が続出した中で奮闘したランドン・ナックも控えている。佐々木の加入については未知数だが、先発投手は十分駒が揃ったようには思える。