50歳からの「口臭ケア」。話題エッセイ本の著者が実践するケア方法と愛用品
愛用のオーラルケアアイテム
今の住まいに越してきて、初めてかかりつけの歯医者ができました。遅まきながら定期検診の習慣ができて、ホッとしています。年々気になってきたのは、歯だけでなく全身の健康にも影響を及ぼすという歯周病。 ここ1年で、フロスに加えて歯間ブラシも使うようになりましたが、定期検診の際、歯間ブラシのサイズ選びや使い方が正しくないことがわかりました。しっかり歯垢を取るには、歯間の隙間にブラシを入れて前後に動かしたときにスカスカせず、かつ、きつすぎないサイズであることが大切だそうです。 歯磨き粉やマウスウォッシュなど、直接口の中に入れるものは成分も気になります。ネットで成分名と一緒に安全性などのワードを入れて検索。複数の情報を見て、できるだけ安全な成分で作られているものを選んでいます。 私の愛用品をご紹介します。 ただ、ずっとモヤモヤしていたのはフッ素のことです。虫歯予防に欠かせないといわれ、日本で販売されている多くの歯磨き粉に配合されています。でも、フッ素が脳に影響を及ぼすという情報もあれば、歯磨きに使う程度であれば微量なので問題ないという情報もあり、医師によっても意見が分かれます。 自分なりに調べていく中で、気持ちにフィットする情報を得られたのは「日本フィンランドむし歯予防研究所」のサイトです。虫歯予防の先進国、フィンランドの保健所には、四つ葉のクローバーの絵のポスターが貼られているそうです。そこには、虫歯予防の4つの要素「歯磨き」「フッ素」「正しい食生活」「定期検診」に加え、「キシリトール」がこれら全体を底上げする支えになると書かれています。 また、サイトによると、虫歯で溶け出した歯の表面にはフッ素が、キシリトールには歯の内側から修復する機能があるため、あわせて使うと歯の修復に効果的とのこと。これを読んで、フッ素を配合したもの、キシリトールを配合したもの、両方使っていくことにしました。いちばん大切ともいえる就寝前の歯磨きにはキシリトールかフッ素入りを、そのほかは起床後や昼食、間食後で使い分けています。 年齢的にも、今後ますます気になる歯の問題ですが、かかりつけ医もでき、考えて選んだアイテムを使い分け、今がいちばん納得したケアができていると思います。 ・柿崎さんが続けてきてよかったこと・ 「家ごはんは粗食、お味噌汁ファースト」 暮らしも人間関係も年代でさまざまな変化はありましたが、食生活だけはひとり暮らしをはじめたときからあまり変わっていません。煮る、焼く、蒸すのシンプルな調理法で野菜や納豆は毎日。卵や豆腐は頻繁に。肉と魚はときどき。これにごはんとお味噌汁。最近、糠漬けが加わってさらにバランスよしです。急に血糖値を上げないために、食事のひと口目は炭水化物でなくお味噌汁の具から。これも長年の習慣です。 その分、人をもてなすときや外食は、食べたいものをいただきます。実は揚げ物が大好きで、バーガーキング(ファストフード)も大好物!たまに弾けても、またいつものごはんに戻る。これくらいがちょうどよく、ストレスなく過ごせます。
好評発売中!柿崎こうこさん新刊
『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』 「大人世代のきれいや元気には、お手入れやメンテナンスはもちろん、日々の暮らし方や心持ちなどトータルの充実が大切」と、身をもって感じているイラストレーター・柿崎こうこさん。本書は、柿崎さんが若い時から積み重ねてきたことから、ここ数年ではじめたこと、暮らしの中で取り入れていることなど、「体、見た目、暮らし、心」と4つのテーマで綴ったイラストエッセイ。4/26発売。(CCCメディアハウス) Amazonはこちらから
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