BMW、約20kgの軽量化と約20PS増強を果たした『M4 CS』を導入。専用ウェブサイト上で限定40台
シリーズ史上初めて、4輪駆動システム“M xDrive”を組み合わせた『BMW M4 Competition M xDrive(コンペティション・エム・エックスドライブ)』をベースに、約20kgの軽量化と約20馬力(いずれも欧州仕様値)の出力向上を実現した究極のMモデル『BMW M4 CS(エムフォー・シーエス)』が登場。日本国内において40台限定で、9月4日より9月17日23時59分まで専用のウェブサイト上にて注文受付が開始されている。 【写真】Mステアリングやカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソールとMカーボンバケットシートを備えるインテリア 同車種内でトリム別として設定されるようになった標準仕様とハイパフォーマンス仕様のうち、よりハードな走行性能を追求した“コンペティション”仕様が日本での基準モデルとされてきたが、その高性能仕様をベースに“コンペティション・スポーツ”の名称を与えられたのが今回の限定車となる。 エクステリアでは、ボンネットにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用して軽量化を図り、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラーキャップ、リヤスポイラー、ディフューザー等にもCFRPを採用することで存在感を強調。イエローのデイライトを備えたアダプティブLEDヘッドライトを装備し、トランクリッド等のモデルバッチは、ブラックをベースにレッド・アクセントを利かせることで特別感を演出している。 一方のインテリアでも、センターマーク付きのMアルカンターラ・ステアリングやMカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソールと前席にはMカーボンバケットシート等を採用し、モータースポーツを彷彿とさせるデザインが印象的。さらに後席ではベースモデル同様に大人2名が座れるスペースを確保し、日常使いでの優位性も兼ね備える。 その心臓部では高出力版の直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンを基に、この限定車では最高出力を約20PS向上して550PS(405kW)まで増強。圧力損失を最小限にし、流体抵抗を極めて低く抑えてレスポンスを最適化した吸気ダクトや、重量の最適化により高回転まで最大限、安定したパワー供給を実現する鍛造ピストンを採用する。 そのハイパワーを路面に伝達する脚元では、路面追従性やキャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上させるため、ボール・ジョイント箇所を4カ所増加した14カ所とし、車高も約8mmダウンとなる専用サスペンションに専用スタビライザー、低重心化、レッド・ハイグロスのMカーボンセラミックブレーキを標準装備することで、サーキットにおける究極のドライビング性能を発揮する。 そして約20kgの軽量化の実現により、0~100km/h加速は3.4秒(欧州仕様値)を実現した『BMW M4 CS』は、前述のとおり40台限定での導入となり、限定台数より注文数が上回った場合には、厳正な抽選により本年10月以降に当選者のみに通知。全車右ハンドル仕様の8速MステップトロニックでボディカラーはMブルックリン・グレーのみとなり、価格は2068万円(税込)となっている。 BMWカスタマーインタラクションセンター・フリーダイヤル:0120-269-437 BMWインターネットウェブサイト:http://www.bmw.co.jp BMW M4 CS注文受付専用ウェブサイト:https://www.bmw.co.jp/ja/campaign/2024/m4-cs-campaign.html [オートスポーツweb 2024年09月05日]