大津弘樹とJujuのTGM Grand Prixのマシン

　TGM Grand Prixが、今シーズン限りでスーパーフォーミュラへの参戦を終了させる可能性があることが分かった。池田和広代表が認めた。 【ランキング】2024年スーパーフォーミュラ：チームランキング 　鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラの2024年最終戦。TGM Grand Prixは、Jujuが20位、大津弘樹が6周遅れの21位でフィニッシュした。そして同チームとしてのスーパーフォーミュラへの参戦は、このレースが最後だった可能性がある。 「資金的な理由で、我々はスポンサーを持っているドライバーに頼らざるを得ないです」 　池田代表は、第9戦のレース前にそう語った。 「ここ2年間やってきましたけど、このスーパーフォーミュラのフォーマットで、日本でスポンサーを集めるのはかなり難しい状況だというのは分かってきました。これを3年目も繰り返すだけの資金があるかと言えば、それは非常に厳しい状態です」 「であれば、会社としては何らかの仕事をして、スーパーフォーミュラのメンテナンスの仕事やエンジニアリングの仕事というところに、形を変えなければいけないかもしれません。そのふたつで揺れています」 「JRP（日本レースプロモーション）に対して、来季も続けるかどうかという回答を、11月30日までにしなければいけません。資金が集まれば継続しますと言いますが、不確定要素が多いのであれば、会社的にも続けられないという決断をしなければいけないと思っています」 　池田代表は、現時点でスポンサーを持ち込めるドライバーからの興味は”ゼロ”だとも明かしており、かなり厳しいで状況であるのは間違いなかろう。 　なお今季TGMのマシンを走らせたJujuも、この件について次のように語っている。これは第9戦終了後の発言だ。 「来季はTGMとしてスーパーフォーミュラにエントリーしないということを聞いたので、今は自分自身乗るところがないという状況です。来季レース活動するかどうか、できるかどうか、まだ分かりません」 「最後精一杯走れて良かったなと思います」