秋田・鹿角市長のパワハラ疑惑、第三者委が12件認定…市長「大声で厳しく職員を叱責」
秋田県鹿角市の関厚市長のパワハラ疑惑で実態調査を行う第三者委員会は23日、市長の言動12件をパワーハラスメントと認定した。詳細は来年1月下旬、再発防止策を含む報告書で明らかにされるという。
この日、市役所で3回目の会合が非公開で開催され、終了後に委員長の山口謙治弁護士が記者会見を開いて明らかにした。
同委員会は11月以降、職員29人が受けたとされる17件のパワハラのうち、関市長の弁明を聞きながら調査を実施。特に職員の就業環境が害される12件についてパワハラと判断したという。
山口弁護士によると、関市長はこれまでの聞き取りで、「調査に応じた職員に人事上の不利益が生じないよう対応する」と話しているという。
会議の後、関市長は報道陣の取材に応じ、「全て業務上の中で話した。大声で厳しく叱責(しっせき)したもので改めて謝罪する」「真摯(しんし)に反省し、パワハラのない職場作りに全力を挙げる」と述べた。進退については触れなかった。