玉置玲央「確固たる自分をもちつつ頑固ではない“カッコいい爺さん”になりたい」
鴻上尚史が劇団「第三舞台」の旗揚げ公演として、22歳の時に書いた処女戯曲。サミュエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら」(1953)を下敷きにした物語と、オモチャ会社・立花トーイの物語が交差し、さらにもう1つの世界が描かれる。1981年5月、早稲田大学大隈講堂裏特設テントにて初演された同作は、大きな話題となり、1980年代の小劇場ブームを牽引。初演以来、1983年、85年、87年、91年、97年、2014年と、時代とともに変化を遂げながらこれまで7回上演され、87年には紀伊國屋演劇賞を受賞。初演からは14年の上演まで、大高洋夫、2回目の公演からは小須田康人が続けて出演してきたが、10年ぶり8回目となる今回はキャストを一新。30代の5人の俳優、玉置玲央、一色洋平、稲葉友、安西慎太郎、小松準弥の出演によって上演される。 上演期間/東京公演 2024年8月11日(日)~9月1日(日)@紀伊國屋ホール、大阪公演 2024年9月6日(金)~9月8日(日) @サンケイホールブリーゼ
文/長谷川あや 写真/アライテツヤ スタイリング/森川雅代 ヘアメイク/西川直子 編集/森本 泉(Web LEON)