張本智和&美和“卓球界の歴史を塗り替えた兄妹”単独インタビュー 50年ぶりの快挙の裏側
Q.“最強の16歳”と言われているが 美和:言われているんですか?知らないんで・・・・(笑)あまり気にしたことがないので・・・ Q.プレッシャーにはならない 美和:・・・はい(笑)あまりプレッシャーにはならないですね。 Q.中国選手を2人も破った。追われる立場にもなったのでは 美和:追われる立場になったとは自分の中では一度も思っていなくて、世界ランクだけを見たら、上の方かもしれないけど年齢的にもまだまだ若いし、チャレンジする年齢。いつでもチャレンジ精神でいることを自分の中では大事にしているところかなと。追われる立場って自分で一回でも思ってしまったら、もう負けてしまうので、そこは意識しないようにしています。 Q.今後の目標は 美和:28年ロス五輪に今度はシングルスで出場したいというのが一番大きな目標です。 Q.目標を達成するためには 美和:今年のパリ五輪は国内の選考が厳しいレースだったので、日本国内の方が世界より難しい。国内で競い合うのが難しかったので、まずは全日本選手権で優勝するのも一つの目標ですし、世界ランクを上げていくのも一つ目標。そのために毎日練習を頑張る事、そして試合をして、反省してというのを繰り返して諦めずに取り組むことが大事かなと思います。 そして、快挙を成し遂げたのは女子だけではない。男子シングルスで出場していた張本美和の兄・智和(21、智和企画)も、19歳・中国若手のエース、林詩棟(りんしとう、世界ランク2位)に3-1で快勝。日本男子シングルスで50年ぶりの金メダルを獲得した。兄・智和にも、当時のことを聞くことが出来た。 Q.アジア選手権を振り返って 智和:団体戦とダブルスで負けてしまって良いスタートではなかったんですけど、シングルスで最低でもメダルを獲って、監督や皆さんに恩返ししたいと思っていたので、そこをモチベーションに頑張りました。 Q.実感は 智和:勝った瞬間は信じられなくて、すごく嬉しかったんですけど、帰国してからは周りの反応はありましたけど、自分の中ではひと段落ついたかな。いつもコートの中ではすごく嬉しいんですけど、コートを出てホテルに帰るといつもの生活なので、僕は結構引きずらないというか。負けた時は引きずるが、意外と勝った時は冷静にいられる方です。