子どもたちが運動部なので毎日2回以上は洗濯しています。洗濯機の容量を「8㎏」から「12㎏」に買い変えると「洗濯コスト」はかなり安くなりますか?
毎日2回以上の洗濯をこなしていると、水道代や電気代、そして時間の負担が気になりますよね。特に運動部の子どもを持つ家庭では、洗濯物の量が多く、今の洗濯機の容量が足りないと感じている方も多いのではないでしょうか? 「8kg」から「12kg」へ容量を増やせば、洗濯回数が減り、コストが安くなるという話を耳にしたことがあるかもしれません。 この記事では、実際にどれくらいコストが削減できるのか、買い替えのメリットとデメリットを具体的に解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
毎日2回以上の洗濯はどれくらいのコストがかかるのか?
洗濯機を使用するたびに発生するのは、水道代、電気代、そして洗剤代です。大手家電メーカーの「8kg」容量の縦型洗濯機を1回使用する場合、以下のようなコストがかかります。また、洗剤は1本500円で600gのものと想定し、1回の洗濯で20g使用すると仮定します。 ・水道代:23.5円(98L×0.24円/L ※1) ・電気代:1.6円(消費電力53Wh÷1000×31円/kWh ※2) ・洗剤代:1回約16.7円(500円÷600g×20g) ※1 東京都水道局「よくある質問 節水について」より引用 ※2 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」より引用 1回あたりの洗濯コストは約41.8円です。1日2回洗濯すると約83.6円、月に換算すると約2508円になります。 運動部の子どもがいる家庭では、通常より多めの洗剤を使ったり、汚れがひどい場合に追加のすすぎを行ったりすることがあり、さらにコストが上がることもあります。
「8kg」から「12kg」に買い替えた場合のコスト変化を試算
「12kg」の大容量洗濯機は、1回でより多くの洗濯物を洗えるため、洗濯回数を大幅に減らせます。「8kg」の洗濯機では1日2回必要だった洗濯が、「12kg」の洗濯機では1回で済む可能性があります。この場合のコストを計算してみましょう。また、洗剤は同等のものを1回の洗濯で30g使用すると仮定します。 ・水道代:36円(150L×0.24円/L ※1) ・電気代:3円(消費電力98Wh÷1000×31円/kWh ※2) ・洗剤代:1回約25円(500円÷600g×30g) ※1 東京都水道局「よくある質問 節水について」より引用 ※2 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問Q&A」より引用 1回あたりの洗濯コストは約64円です。1回の洗濯におけるコストは高くなりますが、1日の洗濯回数が1回に減れば、月間コストは約1920円となり、「8kg」洗濯機と比較して約588円の削減になります。 さらに、洗濯物の量が多い日には、大容量洗濯機なら一度に処理できるため、負担が大幅に軽減されます。