「僕が “プレイ” するのはオンラインゲームだけ」案外多い、夫婦仲が崩壊するきっかけ 。41歳男性、レスに至ったまさかの原因
いつの間にかレスが深刻化
岡田さんがレスの現実に気づいたとき、すでに夫婦関係はぎこちないものになっていました。 「もちろんゲームが原因なことはわかっていました。でも、自分が想像した以上にゲームに依存していたんです。夫婦間の日常会話やふれあいが減っていたことは気づいていましたが、それでも行動を変えることができませんでした。いつしか自分が原因で妻との距離を広げてしまったんだと思います」 岡田さんは、オンラインゲームの楽しさに夢中になるあまり、現実の夫婦関係が壊れていくことを自覚しながらもなかなか止められなかったと振り返ります。 「ゲーム内での達成感やつながりがあまりに強くて、現実での人間関係に対する関心が薄れていたんだと思います。ゲームはリセットができて、何度でも挑戦できる。でも、夫婦関係はそうじゃない。そこに気づくまでに、ずいぶん時間がかかってしまいました」 さらに話を聞いてみると、ゲーム依存から抜け出せない原因があったようです。 「そもそも自分が働いて稼ぎを得ている、という傲慢さがありました。だから家でゲームをしても許される、そう思っていたんです。でもそれって昭和の価値観ですよね。そのことを指摘してくれたのも実はゲームを誘ってくれた友人だったんです」 岡田さんは、友人との会話の中で、自分が抱えていた潜在的な問題に気づかされました。働いてお金を稼ぐという「役割」を果たしているから、家では好きなことをしても許されるという考え方が、妻との関係にどれほど悪影響を与えているのかを全く理解していなかったのです。 「友人は『それ、家事や育児をしてる奥さんに失礼じゃないか?』って言ってくれたんです。その一言でハッと目が覚めて、自分がどれだけ一方的な考え方をしていたかに気づきました。お互いに役割を果たしているんだから、対等であるべきなのに、僕は家でずいぶんと楽をして、妻にすべてを押し付けていたんだと…」 この気づきが岡田さんにとって転機となりました。ゲーム依存から抜け出し、妻との関係を見直すきっかけになったのです。