「僕が “プレイ” するのはオンラインゲームだけ」案外多い、夫婦仲が崩壊するきっかけ 。41歳男性、レスに至ったまさかの原因
ゲーム依存から抜け出すための決意
岡田さんは、友人の指摘を受けて自分の行動を見直すことを決意します。 「ゲームが悪いわけじゃない。問題は、自分がそれに依存してしまったこと。だから、まずは自分が変わらなければならないと痛感し、変わろうと決意しました」 岡田さんは、ゲームのプレイ時間を減らし、妻と過ごす時間を意識的に増やすよう努めました。 「最初は妻との会話もぎこちなくて、どうしたらいいのかわからなかったです。お互いにどこか距離ができてしまっていて、簡単に元通りに戻れるような感じではありませんでした。でも、焦らず少しずつ歩み寄ろうと決めました」 岡田さんはまず、ゲームを完全にやめるのではなく、徐々に時間を減らすところから始めました。彼にとってゲームは、日々のストレスを発散する重要な手段だったため、無理にやめようとすると、逆にストレスが増してしまうと考えたのです。 そこで、岡田さんは計画的にゲームのプレイ時間を短くすることを妻と約束し、夜の時間を妻との会話や家族の時間に充てるようにしました。 「ゲームの代わりに、週末は妻と一緒にご飯を作ったり、息子と遊ぶ時間を意識的に増やすようにしました。小さなことですが、少しずつ関係が戻っていくのを感じました。妻も最初は戸惑っていたけど、次第に笑顔が増えてきて、話をする時間も自然に長くなりました」 ▶この記事のつづき【後編】では、 ゲーム依存を脱して夫婦関係の再構築をしようとする岡田さんですが、果たして元通りの夫婦関係に戻ることはできるのでしょうか?…についてお届けします。
家庭関係研究所 山下あつおみ