「お前のせいでDDTはメチャクチャになったんだ」棚橋弘至の“横一線”発言を恨み続けるKONOSUKE TAKESHITAが9年越しの復讐を熱望!
棚橋が2015年にDDTに参戦した際に残した「俺は珍しく怒ってるよ。グラウンドで競おうとか、打撃で競おうとか、技で競おうとか、ナメちゃダメでしょ。ナメたらダメでしょ。これは悪い傾向にあるけど、全団体横一列で見てもらっては困る!ロープの振り方、受け身、クラッチのこの一個の細かい所にいたるまで違うんだから。『技が上手だね』『マスクが良いね』『筋肉がすごいね』じゃないところで俺らは仕事してるから!」という言葉は、俗に“横一線”などと略されるスラングとして定着し、メジャー・インディーの“格”について語られる際には現在でも引き合いに出される。 このときは棚橋が再びDDTへ参戦してDDTの流儀に則ったやり方で話を収めたが、棚橋が示した“線”の存在はプロレス界に大きな影響を残した。 それまでは独自の生態系・世界観を極めて成長を続けてきたDDTだが、この“横一線”発言を機に「メジャーに追いつけ追い越せ」という本格派志向が強まって団体の雰囲気が変わっていったという声もある。 しかし、国内新興団体ではどうあがいても“線”の内側に入ることは叶わず、後に同じく大手団体の社長として肩を並べることになった髙木三四郎も未だに“横一線”発言を擦り続けるなどDDTのコンプレックスの根源となっている。 そんな中、『新日本が同格以上と認める団体から招聘されて新日本に参戦する』という形で個人として“線”をまたぐ存在が現れた。棚橋が一石を投じたことで生まれた波紋は、当時20歳だったTAKESHITAの心の中で9年ものあいだ渦巻き続け、大きな波となって新日本に襲いかかっている。 “AEWのKONOSUKE TAKESHITA”ではなく、“DDTの竹下幸之介”として為された宣戦布告は果たして棚橋に届くのか。