【ONE】SB王者・笠原友希、ミャンマー 強豪に2度のダウンを奪われ連勝ならず、終盤バックスピンキックも逆転逃す
10月25日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FRIDAY FIGHTS 84』の134ポンド契約ムエタイにて、SB王者の笠原友希（23=シーザージム）がソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー（27=ミャンマー）に、2度のダウンを奪われ、判定0-3で敗北。期待された連勝はならなかった。 【動画2点】笠原、ソンラックの左ストレートでダウン、試合終盤、起死回生のバックスピンキックも！ 笠原は第16代SB日本スーパーフェザー級王座、第5代SB日本フェザー級王座とシュートボクシング2階級制覇王者。サウスポーから繰り出されるバランスの良いパンチや蹴り、更には派手な飛びヒザ蹴りやバックスピンキックで数々の強豪選手に勝利を挙げてきた。現在8連勝と波に乗り、直近の5試合は全てKO勝利を収めている。 4月の『ONE FRIDAY FIGHTS 59』でペットシーモック・PKセンチャイムエタイジムと対戦し、怒涛のパンチラッシュで1R KO勝利。ONEデビュー戦白星を飾った。 対するソンラックは23年1月からONEルンピニーに参戦する実力者。今年3月に勝野雅也をKOで下し、同8月にアルフィー・ポンティングを判定で破る2連勝を飾っている。 1R、ジワジワと前進しローを蹴っていく笠原。ソンラックが飛び込んでワンツー、笠原が被弾する。至近距離で、互いにパンチをフルスイングも、笠原はヒザ蹴りを入れる。残り数秒、ソンラックがノーモーションの左ストレート！ アゴを打ち抜かれた笠原はダウンも、立ち上がりここでゴング。 2R、近距離でパンチを打ち合う両者。組みの展開が増える。強いプレスで笠原が前に出て、ヒザ蹴りを連発、ソンラックは肘打ちで対抗。組んだ展開、笠原のヒザ蹴りがソンラックの下腹部に入り、試合がストップ。再開後、ソンラックの左、ヒジ攻撃に笠原が苦戦。 3R、ソンラックの距離の作りに苦戦する笠原。残り1分、組んだ状態でソンラックが笠原の顔面にヒザ蹴り、もつれるように笠原がダウン。立ち上がり、再開後、笠原が一発逆転を狙いバックスピンキック！これはソンラックの顔面ヒットするもダウンには及ばず。最後はソンラックが組み付きながら、笠原に何もさせず。 判定は3-0で、2度のダウンを奪ったソンラックに軍配。笠原のONE連勝はならず、22年12月から続いた連勝記録も8でストップした。 『ONE FRIDAY FIGHTS 84』 10月25日 タイ・バンコク ルンピニースタジアム ▼134ポンド契約ムエタイ ○ソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー（ミャンマー） 判定3-0 ●笠原友希（シーザージム）
