ヨーカ堂がONIGOと資本・業務提携、「ONIGO上のイトーヨーカドーネットスーパー」開始へ
イトーヨーカ堂は、生鮮食品配送スタートアップのONIGO(オニゴー)と11月27日付で資本・業務提携に基本合意した、と12月5日発表した。合意によってイトーヨーカ堂は配送サービスを再構築し「ONIGO上のイトーヨーカドーネットスーパー」として2025年2月に93店舗で始める。店舗から出荷し、ONIGOが手掛ける配送サービスを通じて通常70分、最短40分で商品を届ける。
資本・業務提携は、ヨーカ堂の商品調達力などと、ONIGOのクイックコマース(ECサイトで販売した食品や日用品を短時間で配達するサービス)のシステムを組み合わせた新サービスを展開することが狙い。ONIGOが新たに開発するアプリやウェブサイトで注文し、ヨーカ堂の店舗「イトーヨーカドー」83店と「ヨーク」10店から出荷する。配送時間は1時間単位で指定できる。
新しいサービスでは野菜、果物、精肉などの生鮮食品や惣菜、寿司、乳製品などに日用品を加えて品ぞろえを拡充。ケース飲料も含め、8000~9000商品を扱う。主要な約2000品目は店頭とほぼ同価格で提供する。多様な決済手段にも対応する。ヨーカ堂は現在、自ら「イトーヨーカドーネットスーパー」を展開しているが、2025年2月12日で営業を終えることを10月に発表した。