【まとめ】トム・クルーズ映画15選!
LAのロックシーンがわかる!『ロック・オブ・エイジズ』
誰もが夢を抱いてやってくる街LA。映画を夢見る者はハリウッドを目指すのが定番。だが、ロックスター志願者の聖地といえるのが、サンセット・ストリップ8901番地にある伝説的なライブハウス“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”だろう。ロックミュージカル 『ロック・オブ・エイジズ』もまた、“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”をモデルにしたライブハウス“ザ・バーボン・ルーム”を舞台に、ロックスターを目指す若者たちの青春を描いている。 映画では、トム・クルーズが“ガンズ・アンド・ローゼス”のアクセル・ローズを彷彿とさせるロックスターを熱演しているが、実際に’80年代の“ウィスキー・ア・ゴー・ゴー”はガンズ・アンド・ローゼス、モトリー・クルーといったハードロック/ヘビーメタル系のバンドを輩出している。またドアーズ、バーズ、フランク・ザッパ、レッド・ツェッペリン、ジャームス、ニルヴァーナなど、各時代を牽引するアーティストも軒並みここでライブを行っていた。もちろん現在でも、LAロックシーンの中心地であり続けている。本作では、そんな音楽カルチャーの一面を知ることができる。
繰り返すたびに強くなる描写が面白い!『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
執拗に繰り返されるタイムループを、アクション大作で巧妙に取り入れたのが、トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』。原作が日本の桜坂洋のライトノベルというのも、公開時に話題となった。舞台は近未来の地球。強大な戦力を有する侵略者“ギタイ”によって、人類は滅亡の危機に瀕していた。軍の広報担当だったウィリアム・ケイジ少佐が最前線に送られるも、戦闘経験がなかったため、あっけなく死亡。しかし次の瞬間、彼が目を覚ますと出撃の前日になっていた。そしてこの“ループ”が続くことになる。 兵士として未熟だった主人公が、繰り返される戦闘でどんどん技術や瞬発力、さらに精神力まで磨かれていく。タイムループの“効能”が、ここまで実感できる作品も珍しい。ウィリアムがループする理由も、劇中ではっきりと描かれており、この点も異色。トム・クルーズが演じているので、ウィリアムが強くなっていくプロセスには説得力もあり、むしろ初期段階の“弱さ”がトム・クルーズ作品としては新鮮かも。かつて同じ経験をした軍曹のリタとウィリアムの関係性が、ループの繰り返しとともに変化していく様子や、戦闘用の機動スーツ、ギタイを模したトレーニング用のマシンなど、SF映画として秀逸なガジェットデザインも見どころ。