【ススキノ首切断】田村瑠奈被告の母親の調書詳報―「オジサンの頭を持って帰ってきた」と言われ頭をどうしたか聞けず…頭部を見せられ「すごいね」…「私の作品を見て」浴室のドアのむこうには…「地獄というのは死んでからあるのではなくて目の前にある」夫と会話
■浴室に黒いゴミ袋…娘から「おじさんの頭を持って帰ってきた」と言われ、頭をどうしたか聞けず
7月1日夜、1階玄関の開く音や話す声が聞こえました。夜の時間帯だと思います。何を話していたか聞き取れませんでした。無事に帰ってきたと思い、ホッとして安心しました。 修被告は洗面所をゴソゴソすることがなく、洗面所の音はそんなに長い時間ではありませんでした。また外出したと思いました。 娘は被害男性と会った後、クラブに行きたいと話していたような気がします。玄関ドアの開く音で娘が帰ってきて、洗面所で寝る準備をしてから3階に上がりました。外は明るかったと思います。 顔を洗うため、洗面所に行きました。隣に浴室があり、向かって左下の半透明の板が抜けていて、浴室内に半透明のプラスチックケースがあるのに気付きました。横45センチ高さ30センチくらいです。 プラスチックケースの中に黒いゴミ袋があるのに気づき、水で満ちている印象でした。いつもないものなので何だろうと思いました。娘のものでないかと思いました。 家では娘のものを勝手に触る事はしません。娘が怒ると大声を出すことがあり、その様子はこちらが心配になるほどです。娘のものを移動させることもしませんでした。 どのような話の流れか覚えていませんが、娘から「おじさんの頭を持って帰ってきた」と言われ、信じられなく現実感はありませんでした。 発見する従業員が驚かないように血をきれいにしてきた、掃除してきたと言っていました。おじさんの頭をどうしたかは娘に聞きませんでした。この時、修被告に連絡はとっていません。7月2日で覚えているのは今お話したことくらいです。
■事件を報じる新聞「それ取っておいてね」…「私の作品を見て」浴室ドアの向こうには…
新聞の朝刊に「ススキノ」の事件があり、記事が目に止まりました。まさかこれではないかと思い、新聞記事を瑠奈被告に見せました。そうしたらそれを取っておいてねと言われ、新聞から記事を取り出してたたんでおきました。 頭から血の気が引いた感覚になりました。頭がないと言うことで、浴室の黒いビニールの中におじさんの頭が入っているのではと思いました。修被告とは事件について話した記憶はありません。 娘はいつもと変わらぬ感じで「見て」と言われ、みたら頭部があり、絶望感でした。普通の声色で「すごいね」と言いました。娘の行動を否定する事は言っていません。警察に連絡しようとは思いませんでした。娘を守りたかったのではないかと思います。 娘が作業するところを動画で撮ってほしいと言われ、直視するのが辛い光景が思い浮かびました。動画だとある程度の時間撮り続けないといけない。娘が普通の感じで撮影を頼んできて、頼みを否定する事は言えません。「動画を撮るのが苦手」とか言いました。修被告に助けを求めようと思って「ちょっと来て」と2階に呼びました。 遺体の一部が入った保存瓶を見せられました。全体をしっかり見ることができず、確かその瓶を返しました。モヤモヤしたものが沈んでいるような感じでした。 「私の作品を見て」と浴室のドアの一部が開いていて、ザルで作った球体と、遺体の一部が見えました。 何か娘に合わすことを言ったと思います。私のスマホを置いている寝室に戻って修被告に連絡を取り、「お嬢さんの作品を見てあげて」と言い、そのまま寝床に戻りました。なぜそんなことをしたのと尋ねませんでした。「なんで」と言うレベルを超えていて異常だったからです。 2階にあった張り紙は、いずれも私が書いたものです。娘に言われた内容を書いて貼り付けました。「無駄なガソリン使うな」小樽までパンを買いに行くことがあるので、それをするなと言う意味だと思います。 「オーダーファースト」娘の要望にすぐ答えろと言う意味だと思います。 7月2日8時42分、LINEで(浩子が)「今日の予定は」(修が)「ご迷惑をおかけしています」。通信履歴を削除していないか覚えていません。頭部を最初に聞いたのは娘からで修被告からではありません。 「撮影カメラマンするでしょ」。修被告に助けを求めた時かもしれませんが、はっきり覚えていません。
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