【ススキノ首切断】田村瑠奈被告の母親の調書詳報―「オジサンの頭を持って帰ってきた」と言われ頭をどうしたか聞けず…頭部を見せられ「すごいね」…「私の作品を見て」浴室のドアのむこうには…「地獄というのは死んでからあるのではなくて目の前にある」夫と会話
2023年7月、札幌ススキノのホテルで男性を殺害したとして、田村瑠奈被告被告(30)、父親の修被告(60)、母親の浩子被告(61)の親子3人が逮捕された事件。 2024年11月20日、浩子被告の6回目の公判が札幌地方裁判所でありました。 裁判では、検察側による修被告への証人尋問のほか、浩子被告の調書の読み上げがありました。 <以下、検察側が読み上げた内容> ※性的、凄惨な表現は一部修正しています
■父親を「ドライバーさん」母親を「彼女」と呼ぶ”異様な家族関係”ー事件当日、娘は金髪ショートウィッグ姿に
私は自宅2階で寝ていました。帰宅した娘から「女と思っていた人にカラオケに行こうと言われたが、ただのおじさんだった。ホテルで関係を迫られた。拒んで態度を変えられたら」と。娘はこの時の気持ちについて「怖かった」というニュアンスのことを話していました。「おじさんに(怖いことを)知られないよう平気なふりをしていた」と。 娘は修被告を「ドライバーさん」と呼んでいました。私(浩子)のことを「彼女」と呼んでいるのを聞いたことがあります。 おじさんはひどいことをしたと思いました。どうしてこうなってしまったのだろうと。「ひどい目にあったね」と娘に寄り添う言葉をかけました。娘は怒っていました。謝ってほしいと話していました。女性にとってひどいことと分かってほしいと。 娘からおじさんが見つかったと聞きました。そんなに簡単に見つかるんだと驚いた記憶はあります。娘から会う約束をしてきたと言われました。娘は「最初は好きなようにされたので、今度は好きにさせてもらう」と。SMを思わせる言葉もあったと思います。 娘にSMにも使えて、普段使いに使えるスカーフを買ってあげたことがあります。エタノールを買ってきてほしいとも言われ、薬局で買ったこともあります。 娘の荷物が積まれていた上に、ボンと2つの携帯番号が書かれているのに気がつきました。1つはおじさんのだと思いました。 修被告に電話で相談し、090で始まる番号はたぶんそうじゃないかなと言われました。 娘が楽しみにしていて止められる雰囲気ではありませんでした。娘の意思を尊重したかった。会うのを止めませんでした。おじさんと再度会うことに対し、娘から既に会うことが決まっていると言われ、止められるような雰囲気ではありませんでした。 2023年7月1日夜、娘は洗面所で支度をしていて、金髪のショートのウィッグをつけていました。娘の服装は水色の上下で、スカートではなく、ショートパンツかロングパンツだったと思います 2階から階段を降りて1階に行く様子を見ています。修被告は車で娘を待っている状態です。娘が玄関ドアを出る場面は見ていないので、手荷物を持っていたか分かりません。 おじさんが来たのか気になって目が覚めたり、うとうとを繰り返していました 。
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