西村優菜は“暴風雨”に苦戦「この不振から何とか脱出を…」
◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日(15日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6563yd(パー72) 【画像】ポットバンカーで練習する西村優菜 最終18番(パー5)でウェッジショットをピタリと絡めたバーディ締めにも表情は晴れない。西村優菜は5オーバー「77」で初日を終え、暫定118位の苦しいスタートとなった。
悪天候で1時間遅れた早朝のティオフから、スコットランドの“暴風雨”にさらされた。ポットバンカーからのセカンドが出すだけになった1番はグリーン奥から15m近い距離をパターで流し込むパーセーブを披露したが、3番(パー5)でトラブルに見舞われた。 強烈なアゲンストの中、9Wで刻みにいった2打目が大きく左へ。ボールはブッシュに入ったものの、「そこだけ芝が寝ていた」というライを見てUTを選択。しかし、予想以上にヘッドが入らず、3ydほどしか飛ばすことができなかった。ライが悪くなった4打目はウェッジで出すだけ。5打目もグリーン左に外して6オン2パットのトリプルボギーを喫した。
取り返したいパー5の5番もアゲンストのため1W→3W→3Wでもグリーンに届かずパー。初バーディの6番直後に2連続ボギーをたたくなど、9番ティで中断を迎える前にスコアを崩した。「あの(雨と風の)状況で行くしかなかった。我慢するしかなかったけど、何ホールか届かないホールも続いて、やっぱりそこはしんどかった」と話す。
シーズン序盤の米ツアーでは一度もなかった予選落ちが直近4戦で3度を数える。7月「Danaオープン」2日目からは4ラウンド連続のオーバーパーが続く。「何とかして、この不振から脱出したい。しっかり予選通過して4日間戦うことで自信にもなると思う。しっかり、そこを目指して」。気持ちを奮い立たせ、出遅れからの挽回を誓った。(スコットランド・アーバイン/亀山泰宏)